ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

イチローと胃潰瘍

2009-05-15 09:45:43 | 野球
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の優勝の原動力のひとりとなった「イチロー選手」の胃潰瘍について、日本とアメリカでの捉え方が違っているとの論調を見かけた。

元々日本人には胃腸病が多いので、「WBCであれだけのプレッシャーにさらされたのだから、胃に穴が空いても不思議がないよなあ」と我が国の野球フアンの大部分は同情してきた。体に変調を来すほどストレスにさらされながら、土壇場で自分の仕事をきっちりと果たして、世界一の称号を手に入れた、イチロー選手を誇りに思っている。

ところがイチローががプレーするシアトルの新聞記者の反応は違ったようだ。シアトルで試合が行なわれる場合、昼過ぎには球場に到着して、マッサージなどを受け、体の手入れを怠らない。球場では常にマイペースの時間だ、だからストレスは感じていないだろうと言う。したがってイチローが体調を崩したと聞いて「あのイチローがそんなにストレスを感じることがあるのか!」と驚く。

こんなアドバイスをする新聞記者もあったらしい。「イチローの野球に対する真摯な取り組み方は、極めて「日本的」と言える。しかしそこにストレスを感じるならば、より「アメリカ的」な取り組み方を取り入れて欲しいと思う。試合の前は、リラックスしてチームメートとひと時を過ごすようにして欲しい。そしてマリナーズの選手もイチローの野球への取り組み方を改めて学んで欲しい」。

我々は、TVの前でサムライジャパンがWBCの優勝を飾ったシーンを繰り返し見てきている。あのイチロー選手のあの笑顔は忘れられない。球場であんな素敵な笑顔を見たのは久しぶりだと思った。

彼はまだまだメジャーリーグで活躍を続けることが出来るに違いがないと思う。しかし彼は野球の間は何時も何かと戦い続けているように見える。それが彼のスタイルだとは分るが、もう少し肩の力を抜いて、あの素敵な笑顔でプレーするのも見てみたいものである。

好漢イチロー選手の今後の活躍も期待している。
コメント (2)
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