ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

海猿たちの活躍

2009-11-01 11:46:05 | ニュース 
 八丈島近海で遭難転覆した漁船「第1幸福丸」(8人乗り)の船体から、3人の乗組員が奇跡的に助け出された。4日間の漂流の末の救助劇は、事実はドラマや映画よりも奇なりを思わせるものであった。

 助け出された3人の乗組員の話によると、船長を除く7人が船の居住区で寝ていた時に突然転覆したという。完全に寝返りを打った形になったが、行方不明となっている4人は直ぐに脱出したらしいが、3人が取り残された。 結果的には、取り残された3人がわずかの空間の居住区で助けを待つ形になった。

 一方救助に向かった海上保安庁の巡視船「いず」から、2人の潜水士が転覆した船体に近づき、プラスチックハンマーやナイフ柄で船底をたたき、呼びかけた。最初は不明瞭な返答があったが、大声で呼びかけ続けた。「ここにいる。助けてくれ」。複数の男性の声が聞こえてきた。「よく生きていてくれた。この人たちを絶対に助け出そう」と他の4人の潜水士とともに救助活動を続け、無事3人を救出した。

 助けられた3人は元気で家族の元に帰ったが、「船長が亡くなり、まだ4人の同僚が見つかっていないので、大手を振っては喜べない」と複雑な表情で語っている。

 救出にあたった6人の潜水士たちは、「海猿」というTVドラマや映画で描写された通りの活躍ぶりで、船底を上に転覆した漁船の中から、必死の救出劇を展開したことになる。巡視船の船長によると、現場は水深約1000メートル。潮の流れが激しく危険を伴う任務だったが、「何よりも乗組員の生命力、生きようとする気持ちが強かった」と語っている。

 小生もカミさんも、TVドラマ「海猿」のフアンだったこともあり、現実にこんな事件に対応する海上保安庁の救助隊員たちの活躍に拍手を贈りたい。

先月写していたコスモスの花。

          


 
コメント (4)
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