ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

私の絶品

2012-01-05 11:11:10 | 郷里山形の事
 朝日新聞の読者投書欄「声」で、私の「絶品」と言う題で特集を組んでいる。それぞれの方々が郷里や、ご両親の思い出と共に、これまでの食にまつわる思い出を書いておられる。そこで小生も郷里山形の思い出を書いてみたい。

 ① 小茄子の塩漬け
    単純に小茄子を塩漬けにしたものだが、亡母は必ず溶かした明礬粉を入れていた。
    鮮やかな紫色に漬け上がった小茄子は、1口で食べられる。
    昔は各家庭でも、お茶受けにも出て来ていた。
    今どきはスーパーでも売っているが、微妙に味が違うのである。

 ② 湯豆腐
    良く子どもの時の思い出を話すときに、小生などは豆腐と納豆で育ったと言う。
    朝早く納豆を持った男の子が家に売りに来ていた。
    豆腐は冬の湯豆腐が美味しい。湯豆腐の鍋で器に入れた出汁汁を一緒に温める。
    これが我が家の流儀であった。

 ③ 洋梨
    現在はラ・フランスとして名高い洋梨だが、子どもの時からの馴染みである。
    5人の兄弟姉妹の真ん中だったせいか、小学生の時から良く母親の手伝いをした。
    買い物から、食事の準備の手伝い等々、何故自分だけがと子ども心に考えていた。
    母親は手伝いが一段落すると、米びつの中から洋梨を取り出して剥いてくれる。
    「今日はもう用無しでしすよ」 この時の洋梨の美味しいことは、70歳過ぎの今も忘れられない。
    幸いに郷里に残る兄弟たちが、今も旬の洋梨(ラ・フランス)を贈り続けてくれる。感謝である。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする