今年の大河ドラマ「平清盛」は、NHK挙げての番宣がこれでもかと続いていたのが、ようやく始まったと言うのが正直な感想である。これまでの源平の時代の物語は、青年期の清盛の時代から始まっていたと思うのだが、今年の大河ドラマは、平安末期の混乱した時代に清盛の出生の秘密とされる部分から始まっている。
昨夜の番組では一部の公卿社会が栄華を極める一方で、番犬と蔑まれる武士階級と、貧窮に苦しむ一般の人たちが暮らす京の街が舞台である。いきなり清盛の母の無残な死があり、そして平忠盛の元で育つことになった平太(のちの清盛)の幼年期が語られている。
大河ドラマのここ数年は、原作本がなく脚本家が自由奔放に描き出しているのが目立っている。今年の「平清盛」もその路線を貫くようで、いきなり源頼朝が鎌倉で、壇の浦の合戦で平家滅亡の報告を受け、武士階級が公卿と同じ舞台で政治を動かしていた平家一族を回顧するところから始まっている。
ベテラン俳優が参加するこのドラマでは、平忠盛を演ずる中井貴一が存在感を示している。この父の元で大きく羽ばたこうとする清盛の活躍をドラマでは見守りたいと思う。
昨夜の番組では一部の公卿社会が栄華を極める一方で、番犬と蔑まれる武士階級と、貧窮に苦しむ一般の人たちが暮らす京の街が舞台である。いきなり清盛の母の無残な死があり、そして平忠盛の元で育つことになった平太(のちの清盛)の幼年期が語られている。
大河ドラマのここ数年は、原作本がなく脚本家が自由奔放に描き出しているのが目立っている。今年の「平清盛」もその路線を貫くようで、いきなり源頼朝が鎌倉で、壇の浦の合戦で平家滅亡の報告を受け、武士階級が公卿と同じ舞台で政治を動かしていた平家一族を回顧するところから始まっている。
ベテラン俳優が参加するこのドラマでは、平忠盛を演ずる中井貴一が存在感を示している。この父の元で大きく羽ばたこうとする清盛の活躍をドラマでは見守りたいと思う。