山の奥の細道から

今日からブログを始めました。 山野草が好きでこんなタイトルをつけました。

生きていればこそ

2021-10-07 08:12:40 | 旅行

味覚の秋です

先日住職が 珍らしい茸をとってきました

さっそくパソコンで調べましたら

「シャカシメジ」「千本しめじ」でした

大変珍らしいとのことです

昔は美味しいものは少人数 仕事は大人数と言ったけれども

いつもの主人と二人ではつまりませので

若い家族と一緒に頂きました

孫たちの喜ぶ顔に大変に癒されて良かったです

山の奥の細道に住んでいますとフットンチッドだけは無い良い事

たまにはあるのです

 

家のいり口に有ります古木のさくらが年々ボロボロになってきましたので

ついに先日このようなすがたになりました

この桜は花がなかなか良くて

若木の八重のしだれ桜よりこの方が好き!と

言われているのです

この桜は実生で細い一本の頃からずーっとこの家を守ってくれていました

思い出も沢山です

元気でそりすべりをしたり 木の下でやいた五平もちの美味しさはわすれません

どの思い出も私は健康ですべてを取り仕切って

木も人間と同じ老いてゆくのでしょう

半分に削られてもなお残った三本の枝のために

頑張って生きてゆくその姿から

杖なしでは生きていけない自分と重ね合わせて

頑張っているねと幹に呼び掛けています

 

 

園芸種の「黄花のほととぎす」 です

山ホトトギスに比べて随分華やかですが

枯れかかった葉から厳しかった夏をのりこえた安ど感のようなものを感じます

 

 

山中にひっそりとまるで霞のように咲きます「しらやまぎく」 です

若芽は山菜として頂いて

別名は「ムコナ」です

野菊のヨメナに比較して味良くないそうです(男性の方ごめんなさい)

殊に秋の草木は色が変わりゆく姿から日本ならではの

わび、さび、はかなさ、と言った余情を感じさせてくれる花です

 

お馴染の「とりかぶと」 です

その毒ゆえに同じ所には自生できません

私が知る限りでも四回自生地が変わったのです

若芽が山菜で美味しい二輪草とそっくりで

よく春先に間違って中毒を起こしてしまうのです

なぜ? それは二輪草が鹿の被害を逃れるために

わざわざトリカブトの近くに自生するのだそうです

草と言えども子孫を守る工夫

すごいですね

すっきりと細い茎の先には鮮やかな紫の花

毒とはいえども美しい

 

四季折々の草木の輝きや移ろいは人々のの心を癒し

命の大切さを教えてくれます

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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