「夢」の語源は「寝目(いめ)」だそうです。古くは、眠ることを「い」と言いました。「眠って見るもの」という意味で、夢と言うようになったそうです。
夢と現(うつつ)を結ぶ道、そして夢の中の道。それが夢路です。
昔は、夢の中に人が出てくると、夢に出た相手が、自分を思って逢いに来たのだと考えました。夢の通い路とも呼ばれるように、現では会えない人、思いを伝えられない人が夢の世界にやってくる・・・・その人たちのための道でもあったわけです。
今では、夢を見ている人の抑圧された潜在意識が、夢を見させるというのが定説です。夢に出た人を想っているのは、自分の方だという考え方です。でも、恋しい人が尋ねて来る夢路なら会った方が嬉しいですね。