毎年恒例になっている干支の色紙。今年も描き始めました。各15枚ずつですが時間の許す限り、これ以外にもいろいろ描く準備をしています。
今は、目の前に迫ってきた「娘と父の二人展」の作品作りに追われています。
「山茶花」の漢字をそのまま読めば「さんさか」なのに、「さざんか」?
これは、倒置減少と呼ばれるものです。
「新しい」は、もともとは、「あらたしい」でした。「舌鼓(したつづみ」も「したづつみ」と間違えやすいですね。言いにくい言葉は変わっていくのです。
山茶花の場合、もうひとつ間違いが重なっています。中国では、山茶がつばき、茶梅がさざんかだったのですが、いつの間にか山茶がさざんかになってしまったのです。
確かに、椿とよく似ています。ただ、椿は花ごとぽとりと落ちるのに対し、山茶花は花びらが一枚ずつ、はらりはらりと散っていきます。
椿が凛とした印象を与えるのに対し、山茶花が優しい印象なのは散り際の違いなのかも知れませんね。散り際ね、考えないと・・・。