毎朝、心から感謝する
まず第一に、毎朝目覚めたら「今日もまた活きていたことを心から感謝する」ということを、今日一日の生命の出発の第一歩とすること。
たいていの人は、毎朝目覚めることを、何か当然のことであるかのように考えている。
ところがいつ何時どんなことで、自己の命が失われるかも知れない。また実際において、いつかは絶対に目覚めぬ永久の眠りにはいってしまう時がくる・・・・という一大事を考えると、毎朝目覚めた時、自分の活きていることを感謝して刹那、限りない感謝を感じないではいられないと思う。
「中村天風 一日一語」より
私が中村天風さんの「運命を拓く」の著書と出会ったのは今から26年前のことです。
この本を読んでから私の人生観が一転しました。私が55歳で会社を希望退職をした2年前です。
43歳の秋に胃がんで余命3年を宣告され、家族や周りの方を悲しませてしまった私。どうしたことか、あれから36年、79歳の今もこうして元気に生き続けています。奇跡という他ありません。
しかし、こんな私が、毎朝目覚めた時に真っ先に口走る言葉は
「ああ、今日も生きてる」
世の中には世を儚んで死に急ぐ人もいますが、生きたくても生きながらえることが叶わない人もたくさんいます。
どんなことがあっても、喜びと感謝をもって、勇ましくはつらつと人生の一切に勇住邁進したいと思います。