昨日の教室で、長い間仕事をしてきた人が仕事を辞めたら、さぞかし大変でしょうね、と言う話に。
私のように、20年間絵と書の教室をやり、そのあと約6年間、畑違いの飲食業の仕事をした者が、仕事を辞めた後の時間の過ごし方などに戸惑うのは当然のこと。
身体的には確かに楽にはなったけれど、精神的には苦痛の日々。
ぜいたくな悩みを打ち明けたら、このように言われました。
今までは忙しくてできなかったことが、なんでもできるようになったのでは?と・・・。
確かに理屈の上ではその通りですが、今度はそのやる気がぜんぜん湧いてこないんですよね。
目標や目的があればやる気も起こりますが、それが無いとダメ、と言うことに気づかされました。
「やる気があったら何でも出来る」と豪語した私も、人様にそんな偉そうなことが言えなくなってしまいました。
昨日、野球の大谷選手の番組を見ましたが、私も2年前に大谷選手がどんな本を愛読しているのかに興味を持って調べたことがあります。
何とその時その若さで中村天風の人生の哲学書「運命を拓く」という書物が愛読書だったなんて・・・。
私も関連する本を取り寄せみんな読むことに。
今、家人は中村天風の「怒らない 恐れない 悲しまない」を読んでいます。
100万人の人が実証した人生の哲学書が、人生を切り拓くコツが身に着く一助になればありがたいことですね。