二人のこれから

日常を、つれづれに・・・

ホームの叔父夫婦を訪ねる

2016-02-03 | 日記

叔父夫婦が二人とも、介護付き老人ホームに入って1年半が過ぎました。1月には暇をみつけられず気になっていました。

昨日、JRで西へ西へ、大阪で私鉄に乗り換えて行ってきました。
駅から、叔父たちがお世話になっているホームへ歩く道ぞいに大きなお寺があります。その境内の大木は塀の外からもよく見えて、存在感を示しています。

 

 

受付を済ませて、叔父たちの近況をお訊ねすると、叔母がショートスティでリハビリ中に骨折とのことを聞き、驚きました。
何かあった場合は、ホームから叔母の妹の方へ連絡がいくのですが、心配をかけるからと、うちの方へは知らせなかったようです。

エレベーターの前に節分飾りがありました。いつ来てもきちんと清掃が行き届いているホームです。

 

 

5階の叔父の部屋へ行くと、満面笑顔で迎えてくれました。叔父を連れ出して2階の叔母の部屋へ落ち着き、話をしました。
ホームで身の回りのことは、すべてお世話になっているので訪問して出来ることは、話を聞き、話相手になることだけなのです。

叔母は左半身がマヒしていますが、最近は週2、3回のマッサージを受けて、マヒの手の平が少しづつ柔らかくなってきています。
硬く握った状態だった指が開くようになり、「握手ができるのよ!」と喜んでいます。
10日間の入院で、今も痛みは残っているものの体調は良さそうで一安心でした。

叔父のほうは認知機能が落ちてきているものの、訪ねた私を認識できます。介護師さんの話だと、夜中の巡回で灯りがついているので、部屋に入るとベットにどういう向きに寝たら良いのかわからない・・・とうろうろしているとか。介護度も上がっているようでした。

元気な頃を知っている者としては、悲しく、さびしさがこみ上げてきますが、今、目の前にいる叔父は私をわかり、話をしています。時々トンチンカンに話が脱線しながらも、いっしょに笑うことはできています。

叔母の部屋で運んでもらったコーヒーを飲みながら、思い出に浸ったり、又、今後の不安な気持ちを聞いたり・・・すぐに解決できなくても話すことで、少しでも楽になれるかもしれないと思うのです。

4時になったのを機に、おいとましました。

来る途中のお寺には、もう1本大きな木があります。これはイチョウでしょうね。枝だけの裸木も風情があります。

 

 

来た道を戻り、大阪のデパートでちょっと寄り道が、帰る道中を大幅に遅れてしまいました。
飛び乗った快速は途中まではスムーズでしたが、そのあとの乗り換え駅で15分・20分と待つことになりました。

夜の駅ホームの冷えること! おまけに風がありました。何時も車で移動しているので、寒さ対策が万全ではなくて、震え上がりました。
駅にTさんが迎えにきてくれ、家に着くやいなや、お風呂へ直行して体を温めた夜でした。