今日11月27日はTさんと私の結婚記念日です。息子たちに金婚の祝いをしてもらって、もう数年が過ぎています。
Tさんは記念日など、これっぽっちも関心のない人ですから 私が言い出して、昨日のうちに記念日を祝うランチと称して、お肉を食べてきました。
私の 父は50歳を前に早世しましたし、母も50代でくも膜下出血で急死しましたので、共に生活している期間を考えると、私はTさんと過ごした期間が一番長いことになります。
私が結婚の意志を北九州の母に伝えた時、母はTさんと会う前に反対しました。当時私は、兵庫県西宮の叔母の家から大阪の会社へ勤めていて、青春真っただ中、母からみれば、恐いこと知らずの娘だったのでしょう。
母はTさんが長男で、その下に弟妹が4人もいる家族環境を知り、猛反対しました。
そして、ふたりの気持ちは決まっているのに、それは無視してTさんのお父さんへ断りの手紙を出したのです。
Tさんのお父さんが、慌てて私のところへ訪ねて来られました。温厚なお父さんの、その後の対応ですぐに仲人を立て、Tさんと仲人さんが母のところへ出向いてくれました。
今にして思えば母の戸惑いもわかりますが、20歳を過ぎたばかりの私は、母の寂しさを全く理解していませんでした。
そのころの、若かった私は自分のことしか頭にない状態だった・・・と、思い返すと恥ずかしくなります。
こんなに年を重ねて、とうに亡くなった母を偲んでも遅い!ですよね。
結婚前のことが、つぎつぎと湧くように思い出されるきのう今日でした。