西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

縁とか運とか23 【『中洲に居ます』への道3】

2015-10-02 00:00:18 | 縁とか運とか
ここまでの話は、自分の中でも封印していた部分で、私にもそういう時期があったという事なのですが。

実質、技術系の管理職が私だけになり、本当に大変な時期はそこからでした。
中途採用も何人かとっていましたが、毎年5人から10人の新人が入社。新人の割合が多く、丁寧な指導ができていなかった分、3年目、4年目という人もなかなか育ってはいなくて。
女性社員の割合が多かったこともあり、結婚、出産で退職する社員も多く、せっかく育った人が抜けていくのもいたかった。

ある年の忘年会の日に、帰りに自分が飲める事に気づいてからは、博多のスナックに一人で行くようになりました。目的は発散。私の発散はカラオケです。
ただ、このお店は、会社のお客様も利用されている店で、ふらっと行って、お会いするという事もよくあり、歌ばかり歌っている(踊ってもいるのですが)変なやつという事で覚えていただき、仕事の面で役立ったという面もあります。

私も今から比べれば若かったのですが、若い人が多い職場で、残業をしないといけない場面も多くあり、原則、私は最後に帰るようにしていました。
自分の仕事もあるので、残業を手伝う訳ではないのですが、質問されれば答える。聞けば解結したのに、分からないために無駄な残業をした、という事にならないようにというのもあったのですが、とにかく、最後までいました。
これが、社員からすれば時々なのですが、私からすると、社員が代わるがわるなので、ほぼ毎日。下手すると土日もということもあり、身体の疲れと、精神的にたまってくるものがあり、それで、遅い時間になっても、飲みに行くと言うことが多々ありました。

博多のスナックがあるビルは、0時になると表の鍵が閉まり、中からは出られるのですが、外からは入れなくなっていました。私は、0時過ぎに、表のガラスドアの前でお店に電話し、中から開けてもらって、1時の営業時間内の30分でも飲みに行っていました。
お店の人も分かっていてくれて、1時過ぎまで、私だけ残って、ずっとカラオケ歌わせてもらっていた事も何度もあります。

当時は、これが発散で。まだ、この時は中洲デビューはしていませんでした。


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 50代オヤジへにほんブログ村

縁とか運とか22 【『中洲に居ます』への道2】

2015-10-01 23:28:05 | 縁とか運とか
新しく所長になった常務は、私を評価して下さり、可愛がって下さいました。
なので、福岡に来られた時には、必ず、居酒屋で食事をして、その後、このお店に来ました。それで、店の人にも覚えてもらえたのですが、この当時は飲めなかったので、この店に行くのは所長が来た時だけでした。

その後、この常務が所長の間、約1年。次に本社の部長が所長を兼任し3年くらでしょうか。事業所の大改革をしました。と言うと聞こえはいいのですが、要は『首切り』です。
最初は、私と同じポジションの管理職の方。地位は同じだったのですが、所長は私の下に付けました。もう一人中途採用の女性係長。この2人が担当していた仕事が、2人が犬猿の仲で、かつ、2人とも知識・経験が不足していて、メンバーは新人ですから進まない。それで、私に任されたのですが。

ある日、所長(常務)に呼ばれ、『○○君(管理職の方)は、どうだ。続けられそうか。』と聞かれました。その意味を理解した上での私の答えは。
『うちの会社では無理だと思います。』
結果、彼は退職しました。

もう一人、管理職が居たのですが、この方は、知識、技術では申し分ないのですが、酒を飲むと人が変わる。荒れるんです。
女性社員との不倫の噂も出て、この方が居るだけで、事業所内の雰囲気は静かで暗い雰囲気になるような方でした。
ある時、1年目の女性社員から、セクハラを受けたとの相談が事務担当の男性(元自衛隊で退職後に入社した方)にあり、その方から私に相談がありました。それで、相談してとった行動は。
翌朝、私とその女性社員は、秘かに飛行機で東京の本社に行き、常務にその事を訴えに行きました。
結果は、その管理職の方は、東京に戻され、子会社に出向。
後で常務から聞いた話ですが、常務はその方の仲人。不倫の事もふくめ、今回が最初ではなかったそうで、そのために厳しい処分になったのでした。

その後は、社員の整理。
特に、事業所を開設して最初の年に採用された人達。とくに男性は、総務の担当者が『誰でも良かった』と言うくらいに、名のある会社でもないので、人が集まらず、来た人は採用してしまったらしいのです。
会社にとっても、また、本人にとっても『合わない仕事』を続けてもということもあり、これ以上続けても難しいなと思う社員と面談し、転職を勧めました。

入社して最初の3、4年は、いろいろもめながら、こんな事ばかりしていました。まさに『首切り』です。
その間の、ひとつの楽しみ、息抜きが、所長が来た時にスナックに行き、カラオケを歌うことでした。


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 50代オヤジへにほんブログ村

縁とか運とか21 【『中洲に居ます』への道1】

2015-10-01 22:40:56 | 縁とか運とか
今日はこの話。どうでもいい話ですが。

福岡に来る前は、熊本に住んでいました。
当時勤めていたのは、東京に本社のある、後に上場したソフトウェア会社の熊本の事業所でした。人数は10名にも満たないところでした。

ちょうど、バブルがはじける直前の頃に、上司から、言われたのが、
『今以上のポジションに行きたいなら、東京に行く事。それが条件。』
管理職手前の時期になっていたのですが、熊本の事業所は規模的にも管理職は1名が限度なので、熊本に居る以上は、これ以上評価があがる事はないと言うことでした。
家庭の事情で、九州、熊本に住むことを目的としている部分もあり、熊本の事業所を盛り上げるための努力もしてきたつもりでいたので、昇進したいとはそれほど思っていなかったのですが。会社の評価がそんなものかと思った時に、その会社で続ける気がしなくなってしまいました。

それで、秘かに転職活動を開始。でも、その頃熊本に適当な転職先がみつからず、転職情報誌などを見て、福岡に転居することも含めて、探しました。

最初に見つけたのが、専門学校の先生の職。実は、今、私が毎日通勤している途中にある専門学校です。
高校の商業科の教員経験があり、コンピュータ関係の仕事をしてきたので、面接を受けた時には、『経理とコンピュータと両方教えられる人はいないので、ありがたい』とまで言っていただいたのですが。

同じ時期に見つけていた、ソフトウェア開発の会社(本社は東京)の福岡事業所での募集があり、専門学校の最終面接の日に、そちらの面接も受けました。
ソフトウェア会社の面接は、福岡事業所の所長の面接で、この所長が福井県の出身で、面接というより、後の方ではローカルは話になり、意気投合。

それは、それとして、福岡へ転職するに当たり、どうするかを考えた時に、『現場に居たい』と言う思いが強くなり、専門学校で教えるより、システム開発を続けたいという思いが勝って、ソフトウェア会社への転職を決めました。

余談ですが、私が転職して半年後に、熊本の事業所が廃止されました。当時の同僚は、福岡や東京への転勤を嫌い、転職に苦労したようです。

転職した会社は、とんでもない所でした。
私は、管理職で採用されたのですが。所長の他に、管理職が2名、経験者(転職者を含む)5名、その他は2年目8名、1年目(採用されてすぐ)10名。
それも、管理職同士が仲が悪く、係長クラスも含め、事務所内で喧嘩が絶えないような状況。
新人は、2年目を含め、手取り足取りしないとと言う状態。正直、『失敗したかな』と思いました。

入社して1ヶ月くらいの頃に、所内がもめて、本社にもそれが伝わり、所長が退職。後任の所長は、本社の常務取締役が兼任されることになりました。
この常務が着任された時(といっても、2週に1回、1泊で来られるだけですが)、懇親会が行われ、全員が参加しました。その後、博多駅筑紫口に都ホテルがあるのですが、その裏のビルの地下にあるスナックに二次会に行きました。

私自身も、社員と飲むのは初めてで、その時、カラオケになって歌ったのが、当時、まだ出てすぐだったと思うのですが、チャゲ・アンド・アスカの『僕はこの瞳で嘘をつく』と言う曲でした。

それを聞いた常務は、
『○○さんは偉い。若い人に合わせるために、こんな歌まで覚えるなんて・・・』
と言われ、恐縮。
ただ、自分が好きなので、歌っただけだったのですが。

随分、回りくどい話になりましたが、この二次会に行った店が、福岡で中洲に行くよういなった一つのきっかけの場所です。

先は、長いですよ。少しずつ。


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 50代オヤジへにほんブログ村

縁とか運とか20 【お彼岸で思い出した事】

2015-09-23 11:00:29 | 縁とか運とか
カテゴリーでいうと、どれにするか迷ったのですが、『縁』からだと思うので。

彼と出会ったのは、中学3年夏の陸上競技の北陸3県大会で富山県まで遠征した時。
宿泊先の青少年の家で、各学校から一人しか来ていない者が同じ部屋に割り当てられ、偶然に出会いました。
高校受験は、工業系(建築・土木)に進みたかった私は、工業専門学校の受験を考えたのですが、受験の条件(除外条件)の中に『色覚異常』があり、私は『赤緑色弱』のため断念。当時、大学進学も父親からは無理だと言われていたので、高校卒業で就職も視野にいれ、普通科ではなく県立福井商業高校を受験。
受験当日に高校の教室に行くと、同じ教室に彼が居ました。もちろん、お互い受験の事は話をした事もない。

高校に入り、2人とも陸上部へ。1学年10クラスある高校で、男子の同級生は私と彼だけ。ただ、男子2割、女子8割の学校でした。
高校に入って知った事。私の家は『天台宗』。彼の家は『天台宗』のお寺。親同士もそれぞれ知っていました。知らなかったのは私達だけ。

私は運良く、兄が支援してくれることになって、大阪の大学に。彼は京都の大学に。
ある日、連絡があって、彼が交通事故に遭い、膝を複雑骨折。当時は、手術をする時に献血手帳が必要な時代。ずっと献血を続けていた私は、献血手帳を片手に京都の病院に行きました。

『坊主をしないといけないのに、これではね。正座できないかもって言われた』。
それには何も言えなかったけれど、彼は、全国の病院を調べ、長野県の病院まで行き、手術とリハビリを繰り返して、じょじょに膝をまげられるように。それと合わせて、比叡山延暦寺での修行。立派にお寺を継げるお坊さんになりました。

ちなみに、彼の奥さんは、私の中学の後輩。

その後、私は結婚して、九州に来て、なかなか実家には帰らなくなり、会う機会は極端に減りましたが。
父が肺ガンと脳腫瘍を併発して入院し、危篤となった時、私は熊本に住んでいました。
長兄からの連絡で、実家に戻ろうとした日は、関西に台風が上陸する日で、結局、その日は福井にたどり着けず、父の死に目には会えませんでした。

父が亡くなった時、最初にお経をあげに来てくれたのが、彼。長兄から聞きました。
葬儀も、お坊さん3人で、その一番若手で彼がお経をあげてくれました。

その後、実家の長兄からの話で、お墓を建てることになり、兄弟で負担し合う事になりました。その話はまとまったのですが、問題はお墓を建てる場所。
福井市のは西墓地という、山一つが墓地のような場所があります。長兄から、父は自分の家の見えるところに墓を建てることを望んでいたと。ただ、適当な場所が見つからない。
私は、その事を彼に電話で相談しました。そうしたら、彼のお寺の管理している所が、ちょうど実家の見える方向で、今、1区画空いていると。即刻、長兄に連絡し、無事に墓を建てることができました。

その、ずっと後に、長兄から、母の希望で施設に入っているけど、身体の調子が良くない。近いうちに一度帰ってきて会っておけと連絡があり、ある年のゴールデンウィークに、かみさんと2人で帰省。でも、何日も居る予定ではなかったので、彼を含め、兄弟以外には帰ることを連絡していませんでした。

福岡に帰る前に、長兄夫婦と父の墓参りに行き、お参りをしていたら、ふいに彼がラフな姿で登場。
たまたま、管理しているお墓の掃除とかしようと来たとの事。父が会わせてくれたのかもしれない。

その翌年、長兄からの連絡で、母が入所する施設の夜中の見回りで、職員の方が回っていたら、母が息を引き取っていたとのこと。また、死に目に会えなかった。
この時も、最初に来てくれたのは彼で、お経をあげてくれた。
母の葬儀の日は、また台風。その中で、やはり3人のお坊さんの一番の若手として彼がお経をあげてくれました。

『縁』て、不思議なもので、ありがたいものです。
人は、いつも何かを選んでいます。右か左か。
私が、別の高校に行っていたら。もちろん、彼が別の高校に行っていたら、このまでの関係にはならなかったでしょう。
かみさんと知り合わなければ、私は九州に住むこともなかった。なので、今住んでいる福岡で出会う方は『縁』だと思います。
ブログを始めようとした時に、実は別のブログに登録を試みましたが、何か面倒でうまく登録できませんでした。次に選んだのがgooブログ。
始めてからも、他の人のブログは基本見ないできました。でも、リアルタイム解析の状況を見始めて、私のブログを見ていただいている方のブログを拝見したくなって。それで、あしあとを『ポチッ』。
いろんな方が、いろんなテーマで書き込みをされている。これも『縁』と思っております。

今回、書いた事の詳細は、『縁とか運とか』『雨男?それとも』で書いていますので、よろしければ、カテゴリーの中からご覧下さい。


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 50代オヤジへにほんブログ村

縁とか運とか19 【月一飲み友】

2015-08-14 20:28:11 | 縁とか運とか
先ほど、博多駅筑紫口側まで、迎えでひとっ走りしてきました。

迎えの待ちの間に、携帯がブルブル。
LINEでの連絡。相手は、月一飲み友女。
そうです。私を『薄っぺらい』と言った人。

先月はスルーしたので、久しぶりの連絡でした。飲みの誘い。

今日は、私が夜の仕事の日なので無理。
でも、今日の飲みの誘いが違うのは、彼女が、彼氏のお店に出ているから。それでの誘い。

まあ、くされ縁と言うか。
お互いのいろんな事情を気兼ねなく話せる仲になったものだから、私の事もぼろくそ。

彼女から、彼氏ができた話を聞いて、私は、気になる人が居る話をして、でも、その先には行けない話をしたら、

『西やんの恋愛って、薄っぺらい』

と言われてしまって。でめ、当たってるから、何も言えなくて。

女性なんだけど、中身が男。
なので、私よりずっと若いけど、友達。
一番上が高校生のママなんですけどね。

彼氏とも、何度か会っていて、一度飲みにも行きました。ただ、私は飲み過ぎて、記憶なくしてしまいましたが。

アイラスのママも、この人と同じ感じ。
なので、二人は気が合うみたい。
二人とも、中身は男だって、私がいつも言っているのですが、あの人達の方が強い。

何だかんだで、いい出会いで、いい友達なので、また、飲む機会は近いうちに作りたいと思います。