西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

手術の思い出(再10) 【手術後の食事】

2015-09-10 23:47:40 | 手術の思い出
私が入院して、手術したのは茨木市と高槻市の境目の高槻市側。名前はうるおぼえですが、修仁会病院ではなかったかな。間違ってるかも。

この病院は、救急指定の病院で、内科や外科ももちろんあります。だから、怪我など外科的な要因で入院している人も沢山います。こう言う患者さんの食事は、おいしいかどうかは別として、普通食です。

でも、胃の手術をした私の最初の食事は、『全粥』(ぜんがゆ)です。文字通り、全部が粥。ごはんの粒が全くないおかゆです。ようするに『糊』(のり)です。しつこい位に書きましたが、あれは食べ物ではない。もう二度と食べたくない。
私はいまだに、おかゆが大嫌いです。

数日、全粥が続き、次が三分粥。3割位が米のなごりって感じでしょうか。まだ、ほとんど糊。もちろん、まともなおかずは付きません。値段の話ですが、おかゆの方が『特別食』なので、高いのだと思います。

私は入院中、退院までお粥を卒業できませんでした。これが、とても辛かった。

消化器の手術をすると言うのは、こう言う辛さがあります。


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手術の思い出(再9) 【麻酔が覚めた時】

2015-09-10 23:46:03 | 手術の思い出
『痛ーい 痛ーい 痛ーい …』
自分の声が聞こえてきて(本当にそんな感じ。他人事みたいな)麻酔から醒めました。

面白いもので、お腹の中も外も切ってるのに、痛いのはお腹の表面だけ。中は痛くない。

あれっ、体が動かない。顔と目を動かして確認すると、右手は板の様なものと一緒にベッドに縛られ、点滴がうたれています。左手はベッドに縛られています。更に両足もそれぞれベッドに縛られています。

無意識に傷口に手を持っていかないように。寝返りや暴れて、点滴が外れないように、両手、両足をきつく縛られていました。

その状況を理解するまで、しばらく時間がかかったような気がします。酸素のチューブと、胃から内容物を排出するためのチューブが鼻から入れられ、おちんちんには、尿を排出するためのチューブが差し込まれていました。

目覚めた時の私は、そんな状態でした。


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手術の思い出(再8) 【手術後の説明は】

2015-09-10 23:40:48 | 手術の思い出
手術後に、担当医から家族に説明があるのですが、私が最初にその場面に立ち会ったのは母親の手術の時でした。

母親は身体中に結石ができ、その除去手術をしました。私が高校生の時でした。手術後に手術室の前に父親や兄たちといたら、担当医からの説明があり、そこで摘出した石を見せてくれました。金属の皿のようなものの中に指先ほどの大きさのオレンジがかった白っぽい石が確か13個入っていました。

息子が肺気胸の手術をした時も、手術後に担当医か切除した肺の一部をビニール袋に入れて持ってきてくれて、説明を受けました。数センチの薄汚れた灰色のビニールがしわしわで重なっているように見えました。

私は、麻酔で眠りについていましたので、後で聞いた話なのですが…

当時、吹田市に住んでいた兄が来ていてくれて、手術後に兄が担当医から説明を受けたそうです。その時に、私から切除された胃を見せてくれたそうです。もちろん、私は見ていませんが、人間の胃の3分の2って、それなりの大きさがあるのではないでしょうか。

その日、兄が家に帰ったら、夕食が『焼き肉』だったそうで、さすがに食べれなかった。とか。

どこまで本当か分かりませんが、あまり見て気持ちのいいものではないでしょうね。


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手術の思い出(再6) 【看護師さんが・・・】

2015-09-10 23:38:45 | 手術の思い出
手術当日の事も、細かな事までは覚えていませんが、2つだけ覚えています。

【浣腸】
消化器の手術なので、お腹の中を空っぽにする必要があります。看護師さん(もちろん女性)が、小ぶりの透明なバケツの様な容器に、なみなみと液体を入れて病室に来ました。容器の下からはチューブが伸びています。その時の姿勢は覚えていないのですが、その後の事を考えると、四つんばいだっのではないかと思います。それもおしりを出して。
看護師さんが、チューブの先を肛門に差し込み、大量の液体を注入。お腹の中を液体が逆流して、ぐるぐるいって入って行きます。
注入が終わったら、『もようしてきたら、トイレに行って全部出して。』と言われ、トイレに行って、これでもかと言うくらいに出し切ります。
朝から『ボーッ』としてるので、言われるまま、恥ずかしいも何もありませんでした。

【毛剃り】
看護師さんが来て、今度は下半身丸出しで仰向け。看護師さんが大きな(私の名誉のため)ピンセットで、しなれた『おチンチン』をつまんて、下の毛をジョリジョリ剃っていきます。これも、ボーッとしてるので、何の抵抗もなく、何も変な気も起きず、言われるがままでした。

後は、ストレッチゃーに乗せられ、手術室へ。ストレッチャーのからからいう音と、廊下の天井、エレベータの中。2階に着いて、また手術室に向かう廊下の天井。手術室に入り、手術台に移され、目の前に酸素吸入のためのマスクが見え、顔に向かって降りてくる…
記憶はそこまで。全身麻酔で眠りにつきました。


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手術の思い出(再5) 【手術当日の朝は】

2015-09-10 23:34:04 | 手術の思い出
手術の前日の事は、あまり良く覚えていません。食事は病院食でおかゆですが、夕食も食べたと思います。

ただ、夕食後に『ひましゆ』(下剤)を大量に飲まされた記憶があります。何せ内臓、それも消化器の代表、胃の手術ですから、胃から腸まで空っぽにする必要がありますから、量も多かった。まずくて、量の多いひましゆを苦労して飲みました。

あと、きっと精神安定剤か何かの薬ものんだのだと思います。比較的早く寝たようにおもいます。

そのせいか、手術当日は、朝から『ボーッ』としていて、あまり何も考えられませんでした。


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