西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

何もない日487 【無責任なSNS】

2024-12-28 20:53:17 | 何もない日
こんばんは。

今日は朝から雨が降っていました。
今日は最低気温5度、最高気温8度。予報では「雪マーク」もありました。
そういうこともあって、今日は一歩も出かけず。

これ続くと、足腰、筋肉が弱ってくるのは経験しているし、食べる物によってお腹が出て体重が増えてしまうのも経験しているのですが。この9日間、気を付けなければ。

【無責任なSNS】
今日のYahoo!ニュースの「NEWSポストセブン」の記事からですが。
『《北九州中学生殺傷事件の余波》容疑者逮捕後も続くSNSでのデマ拡散「関係ない人たちが我々をもてあそんでいる」と怒りの地元住民』

12月14日夜に、福岡県北九州市のマクドナルドで発生した中学生殺傷事件は、犯人が40代で、黄色いサンダルを履いていたということで、現場の近隣の犯人が住んでいるのではないか、とも言われていました。

犯人はすぐには捕まらず、情報もなかなか出てこない中で、北九州市では被害生徒が通っていた中学校以外の小中学校は翌日から授業を行い、被害生徒が通っていた中学校も、その翌日には授業を再開しました。

ただ、通学する児童・生徒の地域での見守りや、保護者が学校まで車で送り迎えするなどの対策と、精神的なショックなどで学校に行きたくない、行けない状態であっても欠席扱いとはしないという方針のもと、翌日には4千人以上、更に、その翌日、翌々日には2千人以上の児童・生徒が「学校に行けない」状態などで休む事態となっていました。

北九州市も、市長が市職員1000人を見回り、見守りに出すという決定をし、翌日から実行していました。

ただでさえ、地域では不安が広まっていた訳ですが。
そんな中で、SNSではデマ情報があふれていたようです。
それもあって、19日に容疑者が逮捕され、「ホッとした」。「これで出歩ける」といった安堵の声も広がったそうですが、それでも市内の小中学校で約500人の児童・生徒が事件へほ不安を訴えて、学校を休んでいたとのことです。

記事の中で、ある保護者への取材で。
「正直、私たち(親)も様々な情報を鵜呑みにして怖がっていたので、それが子供たちにも伝搬してしまったのかもしれません。子供たちは子供たちで、ネットを見て色々な情報を得ていたようで、それも影響しているみたいです」

取材に答えてくれたのは、事件が発生した北九州市小倉南区内に住む公務員の男性(40代)。小学校6年生の娘は、事件直後から「犯人が捕まってなくて怖い」と訴え、学校を休んだ。そして、犯人が逮捕された今も、学校へ行きたいという気持ちはあるが、恐怖心から玄関から出られずにいるという。何が原因なのか。 

「犯人が捕まっても、本当に犯人なのか?と疑うんです。ネット上の噂を見聞きした友達から、そういった話を聞いてきたみたいです。もっとも、犯人が捕まる前、保護者の間にもデマが拡散され、我々大人も振り回されたほどなんですが」(公務員の男性)

いろいろなデマが発信、拡散された理由としては、「マクドナルド」という店内での犯行であるのに、犯人の映像(写真など)が公開されなかったことなど、なかなか情報が出ず、マスコミからも、容疑者が逮捕されるまで(警察発表がなかったからか)細かな情報が出てきませんでした。

容疑者が逮捕されるまで、「犯人は徒歩で北の方に逃げた」ということのみで、容疑者が逮捕されて初めて、容疑者は自動車を使っていたことが発表されました。
捜査上の問題で、警察としても発表できなかったことはたくさんあったのだと思いますが。

そういう状況であったため、SNSで発信されたデマが、余計に広まってしまうことに繋がったのではと思われます。

そんな中で拡散されたのが、「被害者の父親が『暴力団対策に長くかかわってきた警察署長』だ」とした根拠のないデマです。一部報道では、亡くなった女子中学生の苗字と、北九州市内の警察署所長の苗字がたまたま同じであったためとも言われていましたが。
警察に確認し、「事実でないことの確認がとれた」との報道が続いても、それでも「拡散」が続いたとのことです。

それらSNSでのデマは、いろんな方面に影響し、子ども達が怖がり学校へもいけなくなるほどショックを与え、それを強化してしまったということ。
一つの学校の児童・生徒数は、せいぜい数百人です。それが、4千人、2千人、逮捕後でも500人が学校に通えないって。

ただ、実際にデマを発信した人。それを検証もでずに拡散した人。
何とも思っていないのでしょうし、また別のところで同じことを繰り返すのでしょう。

「SNS」に関しては、選挙に関してでも、その「効果」と「問題」、「功罪」が話題になっています。
また、「生成AI」で作成したフェイク動画の拡散なども問題になっています。

便利なものも、「使い方を間違えれば」、更には、「悪意を持って使えば」、それは下手すると人命にも関わる問題を起こしてしまいます。
その多くの問題の発端は「匿名」ということでしょう。発信者を突き止めるのも容易ではありません。

jリーグでの『FC町田ゼルビア』への誹謗中傷というのも問題になりました。
それに対して、『FC町田ゼルビア』の運営会社が、悪質な「誹謗中傷」などについて、「SNSで『悪質な誹謗中傷』を繰り返していた投稿者に対して刑事告訴することを決めた」と発表し、実際に対応を進めました。

その結果、「軽い気持ちで書いてしまった。謝罪したい」と、投稿者が警察に『自首』するケースが相次いでいる」とのことです。

ただ、発信者を特定するには、弁護士を通じて「情報開示請求」するなど費用もかかることで、簡単にできることではないのですが。実際に、「刑事告訴」する、または「民事で損害賠償請求する」というところまでいかないと、気づかない者もおおいはずです。

また、情報を受け取る側も、「本当なのか」、「発信元はどこなのか」、「発信元は信頼できるものなのか」と疑うことも必要です。
『デマを発信する』のも、それを確認もせず『拡散』するのも同罪なのだという意識を持たせないといけないのだと思います。

でも、難しい問題です。
動画なのは、「再生数で収益化」することを目的としているものもありますから、おのずと、内容は『話題性』や『興味を持たれる』ことを目的として、内容の補償はまったくありませんから。
難しい問題です。

「発信」側を特定し、警告。または、場合によっては「告訴」する。しやすくすることも必要でしょう。
更に、情報を受ける側の教育。具体的なケースを例示し、意識させることも必要でしょう。
対策が必要です。

では、また。


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