こんばんは。
昨日の未明、午前4時34分に、台風11号の影響で福岡市で瞬間最大風速
33.2mを記録しました。
ただ、この時間、私は熟睡していて、いちばん荒れていた状況を知らずに
居ました。
昨日の午後以降は天気は回復しています。
【また残念なニュース】
今朝の「めざましテレビ」で、さらっと流れたニュースですが。
キリンビバレッジの「トロピカーナ 100% まるごと果実感 メロンテイスト」
の、2020年6月から今年4月まで使用されていた商品パッケージに「100%
MELON TASTE」や「厳選マスクメロン」などと表示し、原材料のほとんど
がメロン果汁であるかのように表示していたとして、消費者庁が景品表示法違反
(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出したとのことです。
実際のメロン果汁は2%で、98%はその他の果汁であったとのこと。
日野自動車での数値の偽装問題。その前にも、神戸製鋼や三菱電機などの大企業が
問題を起こしています。
「物づくり日本」の製造業での不正など、国際的にも信用を失うものです。
こういう過ちは無くしてもらいたいものです。
【ひやりはっと】
静岡県の幼児園で、また3才の女児がバスに取り残され死亡する事故が発生し
ました。以前の福岡での同様の事故での問題が生かされていませんでした。
たまたまであるとは言っても、運転手が確保できず理事長がバスを運転。
園児を降ろした後の確認を行っていなかったと。
更に、園児の出欠を管理するシステムに、バスに同情していた臨時職員が6人
全員「登園」と登録したそうで。それを、女児の担当職員などが確認していな
かったとのこと。
更に、女児の担任職員と補助職員は(他に無断で休んだ子供も居て)休みだと
判断してしまい、保護者への確認の電話も行わなかったと。
記者会見で、副園長が、「バスに乗る子供を間違えたようなことが年に数回
これまでもあった」と発言していました。
上記の確認などがされていなかった事柄の、どれか一つが機能していら、防げた
事故だと思います。
慣れなのか、忙しさに忙殺されていたのか、理事長は不慣れだったのでしょうが。
副園長の発言からすると、以前から不安要素は多々あったといえます。
【ひやりはっと】
私の知るある会社で、「ひやりはっと運動」というものを行っているところが
あります。
これは、「ひやり」としたこと、「はっと」したことを報告し、公開して全社で
共有して更に注意していきましょう、というものです。
「ひやり」としたこと、「はっと」したことは、それの原因がミスである場合も
あり、公にしたがらないこともあります。
それでは、大事故につながる可能性のある「事象」の原因ととなりえるものが
見えなくなり、対処できないまま見過ごされることになります。
それよりは、「ひやり」と「はっと」の事例を公にして、全社で共有して、各自
または会社として対策をおこないましょうという取り組みです。
一般的によくあるものでは、「2人で確認する規定」であるのもが、実際には
1人で行っていて、見逃してしまった。など。
人的な体制を整備することで防げるものと、何か補助的なシステムや、場合に
よっては位置の変更、色の変更などで誤りを減らせる場合など、危険の元と
原因になる要素が分かれば対策をすることもできます。
今日のあるニュースで紹介された園では、園児個人ごとのICカードをシステム
に読み込ませ出欠管理を行っている場面が紹介されていました。
保護者の協力のもとで、毎日、園児(または保護者)が持参し、職員が回収して
システムに登録するのであれば、ほぼ確実に出欠は把握できるでしょう。
もし忘れた場合、園の職員が2人で確実に「登園」の登録を行い、それを確認
するのであれば、という前提になりますが。
「他で起こった事故」の原因から学ぶこと。
自分の事業所で発生した「ひやり」や「はっと」した事柄が隠されないように
集め、定期的に対策を練り、実行に移していくことが大切なのだと思います。
今回の事故で亡くなった園児のご冥福をお祈りいたします。
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます