西やん中洲にいます。

西やん67歳、日々の出来事独り言

今日のいろいろ1389 【石破首相バンキシャ発言で炎上?】

2025-02-10 20:48:58 | 今日のいろいろ
こんばんは。

今日は休日との谷間の月曜日で、何人かは休みをとっていました。
今日の出勤は7人でした。

石破首相がトランプ大統領と「日米首脳会談」を行い、なんとか無難に乗り切ったのではないかと思います。
でも、ニュース観ていたら、国民民主党の玉木代表が、首相の訪米に際して「アドバイス」をしたと言うような発言をしていたのですが。??

日本製鉄の「USスチール買収」に関しては、『買収ではなく投資』という方向で合意したようですが、さっそく、トランプ大統領は『外国企業が50%以上の株式を持つことはない』とけん制しています。
林官房長官が、記者会見で『日本製鉄は今までにない提案をするとのこと』と発言していましたが、石破首相とトランプ大統領の首脳会談の成果として、日本製鉄の経営陣が直接トランプ大統領と交渉する機会が設けられたほうで、後は、日本製鉄側がどう臨むのか。『買収』を前面に出して戦う(説明し納得してもらう)のか、『投資』の反中で抑えるのか、はたまた、斬新な提案を行うのか。機会は設けられたようなので、あとは日鉄次第になります。

【石破首相バンキシャ発言で炎上?】
石破首相が9日(日)18時からの日本テレビ『真相報道バンキシャ!』に生出演しました。私も、テレビ付けっぱなしではいたのですが、あまり真剣には聴いてきませんでした。

それが、石破首相の番組内での発言が炎上しているというのです。
(デイリーの記事より)

番組では、日米首脳会談の共同会見で、石破首相が「本日、私から、対米投資額を1兆ドル(=151兆円)といういまだかつてない規模まで引き上げたいと伝えた」と述べたことも伝えた。 

キャスターの桝太一アナが「151兆円の投資という発言。現在、日本からアメリカへの投資は120兆円ですから、いまより3割近く増えることになりますが、これはもう実現していけるとお考えなんでしょうか」と聞いた。 

石破首相は「それはしていけるでしょう。それは民間がやることですからね。政府があれこれ言って、もっと投資しろとかいう問題ではないんだが」と述べた。 
「それぞれの会社の経営に政府があれこれ申し上げる事ではないんだけれども」としたうえで、「バイデン政権の時になかなか色々な問題があって投資を控えていたっていう企業判断としてあるわけで、私は何人かの経営者から、トランプさんになったので投資ドンとやるぞ、という話を聞いているので、根拠のないことを言ったりはしません」と語った。 

とのことです。それを受けて、ネットでは。

ネットが反応し
「え…民間がやるんですねw」
「民間がやる事を勝手に約束したって事だったのか」
「他人事」
「民間がやる事を勝手に約束してきたの?」
「無責任も甚だしいねw」
「へっ?!やば…」
「言っちゃったw」
「民間がやるから政府は知らないよってTVで石破が言ってるんですが」
「えっ?」
「民間がやるなら石破に用は無い」
「確かにそうなんだけど」
「言い方がねw」
との反応が殺到している。

とのことです。
まあ、最後の方の「言い方がねw」あたりは仕方ないかも知れませんが。

そもそも、この発言している方達、何か勘違いしてないかなと思うんです。
石破首相が「対米投資額を1兆ドル(=151兆円)といういまだかつてない規模まで引き上げたいと伝えた」ということですが。

『投資』です。『投資』するのは民間であるのは当然でしょう。まさか『国』がやる訳がない。逆に、仮に『国』が『対米投資する』と言ったら大問題でしょう。『国』が出す資金=『税金』です。そんなことはできません。
『国』ができることと言えば、『調達』です。自衛隊装備の『調達』などで外国製品を購入するというのはあります。でも『投資』はありえない訳です。
なので、元々『民間』の話。

次に、私の記憶では『期限は言っていません』よね。年内とか、何年以内とか。つまり、『努力目標』の意味合いが強いのでは。

そして、『1兆ドル』という金額。記事では、(=151兆円)となっていますが、これは、1ドル=151円の為替相場で言えばの話です。
桝アナが「日本からアメリカへの投資は120兆円ですから・・・」と言っている訳ですが、ドル建てで話をするのか、円建てで話をするのか。
これは、「ドルと円の為替相場」が絡んできますから、今の時点では「151兆円」と言っていますが、円安になれば「円で表現すれば」もっと高くなり、円高になればもっと安くなります。
そのタイミングで「投資」を行うかで、実際の(日本円での)投資額は変わってきます。

なので、桝アナが言いたかったのは、「現在の120兆円の3割(36兆円)ちかく増えるで言えば、1ドル=151円で151兆円であれば31兆円の増加。それが、今後、円高になるのか、円安になるのか。

あまり、この数字にこだわるのもどうなのかな、と。
今日のニュースでも、バイデン政権の間、日本企業が対米投資を状況を観て控えていたと言っていました。ただ、トランプ政権になって、先行き不透明で、よく見極める必要はあるのでしょうが、対米投資の意欲はあるようです。
なので、日本製鉄の件も含めて、対米投資が「増える」方向にあるのは間違いないかなと思います。

ただ、「1兆ドル」に達するのはいつか。それは、まだ分かりませんが。が石破首相発言の真意かなと思います。

トランプ政権とどう渡り合っていくのか。
さっそく、鉄鋼製品、アルミなどに「25%の関税をかける」と発言しています。更に続く「それで、USスチールは持ち直す」というのは疑問ではありますが。

トランプ政権は1期目もそうですが、『ビジネス』の手法で外交をしています。大きく吹っ掛けたり、脅したりも含めてです。そことどう付き合っていくのか。

以前にテレビで観た気がするのですが、トランプ政権第1期の時にも、関税だの投資だのと騒いでいて、トランプ政権からトヨタ自動車も「投資」を迫られたことがあるとのことでした。
その場に足り合った米国トヨタの役員は、「工場建設」を渋々約束したのですが、実際には建設していません。

『国』だけでなく『企業』も、トランプ政権の動きにどう対応するのか、正念場ではあります。でも、適度な『リップサービス』も必要でしょう。
そして、本当に『投資』ができて『雇用』を増やすことができるのであれば、『大々的にアピール』したらいいんです。「ほら、これだけやっているでしょう」と。

出来ない時には、「真っ当な事情」を説明すればいいのです。
生意気ですが、私はそう思います。

今回の首脳会談で、メディアを入れての階段は冒頭の5分程度が通常だそうですが、今回は、28分間メディアの前で話すことになったようで。
それで、本来はメディア前で発言する予定ではなかった「いすづ自動車の工場建設」の話をせざるを得なかったようです。

これも、「対米投資」の一部で、実際の計画があるから首相は企業からの情報として発言しているのでしょう。
なので、「1兆円」を目指すも、まんざら嘘でもない、各企業から集めた情報を基に発言していると思います。
ただ、金額も時期も、多分にずれてもいいじゃないですか。「目標」ですから。

私はそう思います。
では、また。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿