トンッ ! トンッ ! トンッ !

紅葉を堪能した後は三条市で金物作りの体験に行ってきました。

「三条鍛冶（カジ）道場」って施設があるんです。

「道場」というからには本格的な体験ができるものと信じて、覚悟して、いざ入門!!






ここでは5寸釘を鍛えてペーパーナイフを作る体験ができるのです。





三条金物と言ったら全国的にも名が知れているので県外からお越しのお客様が多いんです。

海外から言葉の通じないお客様も多いのだそうですよ。

「県内のお客様が少ないんだよなぁ」ってぼやいてました。



体験料は約90分程度の指導と燃料費まで含めて1000円と、とてもリーズナブル。

教えてくれる先生の給料になるのかちょっと心配なくらいです。

完成したナイフを買うにも1000円は下らない価値があります。



エプロン着けて、腕カバーして、保護メガネして授業開始。

「お願いしまーすっ!!」

と、体育会系の挨拶したら、

「そっけ張り切らんでいいて。気楽に、気楽に」だって。


少々、出鼻がくじけてしまいましたが体験開始!


先ずはコークスの炉で５寸釘を真っ赤に焼きます。

取っ手側から。





５寸釘の頭をたたいて根本もたたいて、グルグルってねじります。



「そうじゃねーて、こーだてば」って

取り上げられては、治されて、返されて、また取り上げられて治されて、、、



「下手だなぁ」とかダメだしされて。






取っ手側が終わったら、次は刃先の部分。

同じ要領で釘を鍛えていきます。




「リズムよく、トンッ、トンッ、トンッだて」

とん・とん・とん・・・

「手首のスナップなんて効かさんでいいて」

「ほれ、冷めんうちにたたけ」

「たたき過ぎるなあ～」

「そこじゃねー」

次々にとんでくるダメ出し(+o+)

かと思えば「なかなかいーねか」




そりゃ、さっきから先生がほぼほぼ自分で作ってらっしゃるからイイに決まってる^^;

成型と鍛え作業が終えたら、電動ヤスリで刃を作って、バフ研磨で磨いて、ブラスト処理して、刻印打って、




錆止めの油に浸して拭取れば完成!!


素人とは思えない出来栄えでしたよ。

ほぼ先生の作業でしたが、、、




道場というよりは、先生の体験漫才を見に行った感じでした(^^)


私の目的とは大きくズレましたが、怒られながら大笑いしてきました。


もちろん真面目に指導してくださる先生もお出でですが、そこは運任せ。


先生の特徴を把握して楽しんだらいいと思います。




出掛けてみてはいかがですか　(^^) yunotani kenpo .j.hoshi