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「TVで公然とデマを流す解説員」=日本学術会議への首相の介入問題 

2020年10月10日 | 政治・社会
 TVがつくる、「やさしいおじさん」のイメージに乗って浮かれていられないなと思っていた矢先、今度はデマで首相の介入を擁護するTVまで現れました。ネット上でもデマが問題になって大きな批判が出ています。

 問題の発言は、フジテレビの「バイキング」に出ている、フジテレビの平井上席解説委員の発言です。5日この平井という人は、「ここ(学術会議)で働いたら、学士院に行って終身年金が250万円もらえる。皆さんの税金から。そういうルールになっている」という趣旨の発言したのでした。

 これは、真っ赤な嘘で、デマでした。そのようなルールなどなく、ここに勤めたら学士院会員になれるというのももちろん嘘でした。多くの学者や学術会議会員からびっくりしたとか嘘だとかの反論が出されたのはもちろんです。
 フジテレビは本人が翌日「誤った印象を与えた」と陳謝しました。

 こんな嘘を公共のTVでいったん放送すれば、後で誤解を与えたなどという謝罪では済まないでしょう。あれだけ数字まで上げて詳しく発言しているのですから、ちょっとしたミスではないですね。確信犯ではなかったのかなと思ってしまいます。

 なぜなら、そのあと、ネット上で学者への反感や、それを利用しての「任命拒否」とは別問題の科学者組織の検討などを呼びかける意見が多く出され、一部の議員も同調しているからです。意図的に世論誘導したとすると大変です。

 フジテレビはつい最近にも、過激な人権無視の番組が引き金になって自殺者を出したばかりなのに、こんなフェイクニュースで世論を誘導するのは許せません。マスコミには政府の言う通り放送せよと、圧力をかけていると言われますが、結果的にTV局がフェイクニュースまで流して擁護する役目を果たしたとは!



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