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NHK「アメリカを壊すトランプ大統領!」と報道、日本は?

2020年06月19日 | 政治・社会
            NHK「アメリカを壊すトランプ大統領!」と報道、日本は? 
 今日夜9時のNHKニュースを見た知人からメールがきました。アメリカではとうとうトランプ批判が共和党にも広がって「アメリカを壊すトランプ大統領」と、元支持者の会までできているんだって、ということでした。
 偶然これは私も見ていたのですが、黒人への警察官の虐待、致死などの行為が後を絶たないうえに、トランプ大統領が、デモ隊に向かって暴徒呼ばわりをして軍隊を派遣するなどと言ったので一層怒りが大きくなっているとのことでした。
 大統領は本来、アメリカをまとめていかなくてはならないのに、差別と分断に拍車をかける立場に回っているという怒りが共和党にまで広がり、前回は支持したけれども今回は反対票を投じるというものでした。
 私は、この詳しい報道を、ちょっと待てよと思いながら聞いていたので、知人に話しました。
 
 その違和感は、何かというとNHKや日本のテレビは、外国の市民運動や抗議デモはよく伝えるけれども日本国内の抗議運動はほとんど伝えないのはなぜかということです。
 国会前での安倍首相の退陣を要求したり、検察庁法改定反対のデモはネットで知るしかないのです。トランプ大統領はアメリカを破壊しているというけれども、そのトランプ大統領と唯一?仲の良いのが安倍首相ということになっています。その首相は、憲法違反と言われることをさんざんやってのけ、ついに検察庁法改定という三権分立を脅かすようなことまで手を出しました。(あまりにも批判が多くて断念に追い込まれましたが。)
 また多額の税金を使う仕事を自民党を支持している電通などの企業に不当に回したり、多くの閣僚が選挙違反や汚職によってやめたりしても、平気で「責任は私にある」と言葉だけで済ましています。まさに「日本を壊している」人ではないでしょうか。その首相を批判する市民運動を伝えないのはどういうことでしょうか。

 アメリカの人種差別反対のデモや、香港の若者などの中国への抗議デモは何度も報道されました。また韓国内の反政府的な運動も伝えますが、自国のこととなると特にNHKはほとんど伝えません。これは、安倍政権が、NHKはじめ各放送局の番組をチエックして気に入らなければ電話するなどの圧力をかけているといわれることを裏付けているとしか思えません。

 そういえば、NHKのニュース報道はひどいもので、政治的なニュースの締めくくりは必ずと言っていいほど、安倍首相はこういった、菅官房長官はこういったという形です。これは、政府広報の典型ですね。一番主張したいことを最後にまとめて伝えて、前の批判的な話を弱め、あるいは無視するという結果になる仕組みです。
 多くのみなさんは気づいていると思いますが、今度、起承転結に気を付けて聞いてみてください。どんな事件や不祥事があっても、これで政府をカバーすることができます。なにしろ、NHKとしての見解は示さずに、このような手順で報道するのですから、自ずから「○○という批判はありましたが、政府の見解はこうですよ。皆さんわかりましたか。」と、政府に代わって説得してくれることになるのです。まさに広報ですね。残念なことに最近は民放のニュースもNHKに見習って?きているようです。

 ある知人は、ニュースはTV見ないでネットで見るというけれども、TV特にNHKは全国に放送されますから無視できません。また、民放も含め多くの広告などは今話題の電通がかなりの部分を請け負っていると伝えられます。皆さんはどのようにみていますか。
 ①信頼して見ている。      ②どうせ眉唾なのだろうと疑ってみている。    ③他局や新聞と比べてみている。
 ④おかしいと思ったらNHKなどの局へ電話している。  ⑤見ないでネットなどを見ている。    ⑥その他。



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