首相秘書官がやっと辞任しました。辞任と言っても事実上の更迭といわれます。それはそうでしょう。任命したときから、政治経験もない子息を自身の秘書官に任命するなんて、私物化だと批判されていました。
公務をすべき官邸に身内をよんでの忘年会や、組閣ごっこ、絨毯の階段でのおふざけなど、国民の税金でつくられている官邸を私物化していると思えるような映像でした。
首相は当初、注意したで済ませようとしたのでしょうが、あまりの私物化批判に選挙対策上まずいと思ったのでしょう。ようやくやめさせました。子息については、ヨーロッパ外遊の折には、外務省のガイド付きでしかも公用車でお土産を大量に買ったりしたことが報じられていました。多くの批判に対して、首相は問題ないようなことで済ませてきました。
長期政権で、しかも絶対多数を握っての政権として、敵基地攻撃能力の保持や武器大量購入などと軍拡路線を走っている岸田政権のおごりがあらわれた例でした。
身内には甘く、国民には冷たい政権が続いているのも、TVなど巨大メディアがしっかり事実を伝えないからでしょう。ネットなどさまざまな媒体を利用して事実を把握していかなければ、簡単に操作されてしまいます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます