参議院選では、改憲勢力の3分の2を阻止できなかったことは大変残念なことでした。
しかし野党共闘は今まで一人区2勝29敗という結果だったのが、11勝32敗という結果でした。
東北では、岩手、宮城、福島の被災三県はじめ、青森、山形などで統一候補が勝ちました。農業を破壊するTPPへの批判も大きかったと伝えられています。
野党では、野党共闘を始めに提唱した日本共産党のみが3議席から6議席と倍増しましたが、ほかの野党は減らしてしまいました。
今度の選挙の結果についていろいろ新聞を読みくらべると、次のようなことが分かります。
①自公が本当の争点を隠し、自ら「アベノミクス選挙」として実態とは違う「成果」を訴えたこと。それに対して、「アベノミクス」による格差拡大と貧困の実態が十分に伝わらなかったこと。
②自公が本当の争点である安保法や改憲の意図を隠し続けたこと。憲法改悪か否か、日本が戦争する国になるのか否かという点や、「3分の2」の意味などが十分に伝わらなかったこと。
③1人区での共闘はできても2人区以上になると難しく共倒れなどになっていたこと。例えば神奈川地方区は4人区でしたが、野党の連立などがたたり残念なことに改憲勢力3名、阻止勢力1名になりました。特に共闘の叫ばれているときに当選を度外視して候補者を立てている党の協力があれば4人目に共産党のあさか候補が食い込むことができたのにと。
④また、比例では「国民怒り」という党や、誤解を期待しているかのような「支持政党なし」という党に、それなりの票が分散していったのも野党には痛かったでしょう。
⑤18,19歳の多くの若者たちが学校で政治教育を受けないまま、また三分の二の意味や、自らの貧困や保育問題などの原因が政権党にあることが知らされないままに投票行動をせざるを得なかったことなどが挙げられます。
⑥そして特筆すべきは、政権党に威嚇され操作されているかのごときマスメディアのひどさです。
・NHKなどマスメディアが、政権を批判し真実を伝えるという任務を放棄し、選挙報道を3割以上も極端に減らしたと言われるように、多くの国 民は与野党の見解を十分知ることができなかったこと。知る権利が保障されないまま投票行動をせざるを得ないという大きな問題です。
・それは、NHKの主要な番組で前日になっても重要な争点なども伝えなかったこと、民放が党首の討論の場などを設定しなかったなどに表れて いるように、政権党によるマスメディアの操作、威嚇が効果を発揮したということでもあります。
・さらに、告示されるやすでに多くのメディアで改憲勢力が優勢であるというニュースを流し続けたことによるアナウンス効果がはたらき、投票 行動にブレーキがかかり棄権者が増える結果になったと思われることです。投票率の低さを国民のせいだけにせずこのようなマスメディアの報 道の在り方こそ問題ではないでしょうか。
・そのマスコミが、選挙後は手のひらを返したように争点をアベノミクスとともに「憲法問題」として挙げ始め、開票の様子をショーのように伝 えました。首相もこれを受け、すぐさま憲法改正への取り組みを開始すると言いました。選挙前には経済、選挙後には憲法改悪という常套手段 をマスコミと一体になって進めているという感じです。
情報社会の今日マスメディアを抑えることが、しかも国民には気付かぬようにすることが重要なことということがよくわかります。まさにヒトラーに学んでいる権力者ならではの巧みな操作です。
改憲をさっそく言い出した安倍首相です。イギリスの例をみれば国民投票があるから大丈夫とは言えないことがよくわかります。マスコミを使って事実と違うことを述べ、煽り立てれば世論は動かされます。NHKやマスコミが抑えられている現状を考えれば・・・・。
私たちは、ニュースの裏にあるもの、報道されないことの裏にあるもの等を想像する力を持たなければ狡猾な権力者には何度も騙され続けるのだという思いでした。
しかし、あきらめるわけにはいきませんね。
しかし野党共闘は今まで一人区2勝29敗という結果だったのが、11勝32敗という結果でした。
東北では、岩手、宮城、福島の被災三県はじめ、青森、山形などで統一候補が勝ちました。農業を破壊するTPPへの批判も大きかったと伝えられています。
野党では、野党共闘を始めに提唱した日本共産党のみが3議席から6議席と倍増しましたが、ほかの野党は減らしてしまいました。
今度の選挙の結果についていろいろ新聞を読みくらべると、次のようなことが分かります。
①自公が本当の争点を隠し、自ら「アベノミクス選挙」として実態とは違う「成果」を訴えたこと。それに対して、「アベノミクス」による格差拡大と貧困の実態が十分に伝わらなかったこと。
②自公が本当の争点である安保法や改憲の意図を隠し続けたこと。憲法改悪か否か、日本が戦争する国になるのか否かという点や、「3分の2」の意味などが十分に伝わらなかったこと。
③1人区での共闘はできても2人区以上になると難しく共倒れなどになっていたこと。例えば神奈川地方区は4人区でしたが、野党の連立などがたたり残念なことに改憲勢力3名、阻止勢力1名になりました。特に共闘の叫ばれているときに当選を度外視して候補者を立てている党の協力があれば4人目に共産党のあさか候補が食い込むことができたのにと。
④また、比例では「国民怒り」という党や、誤解を期待しているかのような「支持政党なし」という党に、それなりの票が分散していったのも野党には痛かったでしょう。
⑤18,19歳の多くの若者たちが学校で政治教育を受けないまま、また三分の二の意味や、自らの貧困や保育問題などの原因が政権党にあることが知らされないままに投票行動をせざるを得なかったことなどが挙げられます。
⑥そして特筆すべきは、政権党に威嚇され操作されているかのごときマスメディアのひどさです。
・NHKなどマスメディアが、政権を批判し真実を伝えるという任務を放棄し、選挙報道を3割以上も極端に減らしたと言われるように、多くの国 民は与野党の見解を十分知ることができなかったこと。知る権利が保障されないまま投票行動をせざるを得ないという大きな問題です。
・それは、NHKの主要な番組で前日になっても重要な争点なども伝えなかったこと、民放が党首の討論の場などを設定しなかったなどに表れて いるように、政権党によるマスメディアの操作、威嚇が効果を発揮したということでもあります。
・さらに、告示されるやすでに多くのメディアで改憲勢力が優勢であるというニュースを流し続けたことによるアナウンス効果がはたらき、投票 行動にブレーキがかかり棄権者が増える結果になったと思われることです。投票率の低さを国民のせいだけにせずこのようなマスメディアの報 道の在り方こそ問題ではないでしょうか。
・そのマスコミが、選挙後は手のひらを返したように争点をアベノミクスとともに「憲法問題」として挙げ始め、開票の様子をショーのように伝 えました。首相もこれを受け、すぐさま憲法改正への取り組みを開始すると言いました。選挙前には経済、選挙後には憲法改悪という常套手段 をマスコミと一体になって進めているという感じです。
情報社会の今日マスメディアを抑えることが、しかも国民には気付かぬようにすることが重要なことということがよくわかります。まさにヒトラーに学んでいる権力者ならではの巧みな操作です。
改憲をさっそく言い出した安倍首相です。イギリスの例をみれば国民投票があるから大丈夫とは言えないことがよくわかります。マスコミを使って事実と違うことを述べ、煽り立てれば世論は動かされます。NHKやマスコミが抑えられている現状を考えれば・・・・。
私たちは、ニュースの裏にあるもの、報道されないことの裏にあるもの等を想像する力を持たなければ狡猾な権力者には何度も騙され続けるのだという思いでした。
しかし、あきらめるわけにはいきませんね。