「桜を見る会」私物化：森友問題と同じ構図の虚偽、隠ぺいが明らかに！

　続々明らかになる「桜を見る会」の実態。18000人の招待客のうち、約半数が首相と自民党関係者のための招待客であることがわかりました。税金で長い間、首相と与党の後援会活動を堂々とやっていたわけです。首相は最初は一切知らないということでしたが、次々と言い分を変えてきました。

・首相：「内閣府で取りまとめているので取りまとめに関与していない。」⇒首相自身が1000人もの招待していることが判明すると⇒首相：「最終的な取りまとめには関与していない。」と言い換える。：虚偽答弁ではないか？

・首相:「安倍事務所がまとめて払っている5千円の会食代は、宿泊者が多いのでホテル側が配慮したもの。」⇒別なホテルに泊まっている人がいることが判明する。⇒　利用収書などの詳細は資料がない。⇒資料請求された日に、「大量にシュレッダーで破棄」したと内閣府が答弁⇒書類でない資料はあるのではないか？　税金の使途にかかわる資料を破棄していいのか？しかも請求された日に！。

・この問題が発覚後に、首相とホテル社長、幹部と会談していることが判明。⇒口裏合わせか？

・昭恵夫人が関与⇒枠があって、推薦していることが判明。⇒昭恵夫人は「私人」を森友学園問題の時に、国会招致をさせないために前代未聞の閣議決定！している。⇒「私人」が推薦できるのか？⇒最終決定は内閣府と強弁。

　このように次々に出てくる虚偽答弁や、資料破棄、隠蔽で、国民をだまし続ける首相に、国民は怒っているかと思いきや、支持率は変わらず50パーセント台と高率！
これでは首相は何やっても平気ですね。過日の調査でも、80パーセントもの人が「首相の説明には納得していない」というのですから、きちんと政権のやっている不正を許さない民意を示さないとどうしようもないはずですが。

　調査方法がおかしい、あやしい？　　国民が不正にマヒしている？　　従順に従うのが国民性だから？　代わりがいないから仕方がない？
　
　明らかな、政治の私物化、税金を使っての後援会活動を何年もやってきていることがわかっても大きな怒りにならないのはなぜ？

　私には、NHKや民放が十分伝えない、NHKはこんな大事な国会の中継はしないなどのマスコミの責任も大きいと思います。また、野党が多党化してしまって共闘はしていても、政権をとる意気込みが見えないのが諦めにもつながっているとも思います。もちろん一人一人の国民の政治的関心のありようも問題でしょう。