「任期中の離党議員の裏切り」という見解に賛成！

9月20日の東京新聞の読者欄に東京の滝沢さんと言う方が上記の題で投書していました。
これは相次ぐ民進党議員の離党への異議申し立てです。民進党の原発や憲法をめぐる不十分さを指摘しながらも、有権者は個人だけではなく所属する党の政策も判断材料にして投票しているのに、勝手に離党するのは有権者への裏切り行為であると断じています。これは、全くその通りです。

記者会見を先にして有権者は置いてきぼりです。投書氏が言うように、当選したいがために移るにしても、任期中に今まで批判していた見解を持つ党に平気で移る議員の不見識さが理解できません。

同紙によると神奈川は「希望の党」の草刈り場になってしまっているようです。何しろ、県連代表の後藤氏はじめ5人までもが離党と言いますから無責任さにあきれます。

実際私の住んでいる13区でも太氏が離党しました。民進党の候補者として活動していた太氏の話を聞いたことがありました。それは市民がつくっている集会で、集団自衛権の行使の閣議決定反対や、憲法9条をともに守ろうという集会で太氏も賛成の挨拶と支援してくれるようにというものでした。会では、民進党と共産党、自由党、社民党の4党が統一候補を出してくれるように頼んでいたと言います。その中で、太氏は有力でした。所がその太氏は「希望の党」へ移るというのです。

　「希望の党」の代表におさまるという小池知事は周知のように改憲を主張し、安保法制賛成であり、日本会議の一員と言われます。また、小泉元首相の入れ知恵？で急きょ原発破棄の方向を示しましたが、破棄の行程も見えない付け焼き刃で、代表の今までの言動とは違う唐突なものです。

　離党してここに合流する人々は今までの自分の表明してきたこととはまるで反対ではないでしょうか。当選したいがために有権者をだましていたのでしょうか。おどろくべき行動と言わねばならないでしょう。

　今日のニュースではこれらをお膳立てしているのは「連合」代表の神津氏だということです。これが労働者の代表の組合なの？と言う気がしました。安倍首相と同じ改憲で、戦争法（安保法制）に賛成の新党に有権者への説明もなしに加入していく議員の身勝手さと無責任ぶりにあきれます。
　当選したいがために、今までと違う主張の党へ平気で移る、有権者不在の候補者に今まで支持していた有権者はそれでも支持し続けるのでしょうか。