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学問は権力の下僕ではない!=京大の教官たちの声明を読む

2015年07月21日 | 政治・社会
 過日、朝日新聞に京大の教官たちの有志と学生たちが、安保法案に反対する集会を開き声明を発表したことが報じられていました。
声明書は「自由と平和のための京大有志の会」で、戦時中の食料を研究している藤原さんという方が草稿を書いたそうです。すぐ多くの言語に訳されてホームページ上にも載っているそうです。
 今、一万人を超える学者たちも立ち上がりなど、戦争を許さないと、法案反対の行動が広がっています。
そのような中でこの声明書は、この法案と戦争の本質をズバリつき、しかも学問する者の信念を示す文書です。きっと法案の成立を許さない大きな力になっていくことでしょう。


 「自由と平和のための京大有志の会」の声明書(全文)

戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。
精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。
生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。


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