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カジノ法案はトランプ法案!と喝破

2018年07月21日 | 政治・社会
 前回指摘したような多くの問題をふくみ、売国的な法案といえるカジノ法案は、強行採決されました。今回は、自民党、公明党、日本維新の会によって成立です。
 今まで公的なギャンブルである競馬などに加え、民間がギャンブルをやることが公認され、日本のギャンブル天国ぶりがますます広がることになります。何しろ、刑罰の対象だったのが、運営までを候補地の自治体が様々な補助をして、日本人の懐を狙うアメリカなどのギャンブル産業に奉仕することにしたのですから。
 
 首相は例によって「世界最高水準のカジノ規制」と言っていますが、福島の事故が起きても再稼働するのに「世界最高の安全な原発」と言っている本人の言うことですし、推進議員(役員)全員がカジノ企業から金を受け取っているのですからとても信用ができません。

 今日のTBSニュースキャスターでも、「カジノ法案はトランプ法案」と喝破していました。 今でも多くの悲劇や医療費の問題があるのにもかかわらず、これらの政党によって成立させられ、ギャンブル依存症がますます増えることでしょう。
 トランプ大統領の資金源である支持者のカジノ王のために、何としても大統領選挙前の大きな目玉にしたがっていた大統領にとって、安倍政権とその仲間たちは忠実な僕として立派な役割を果たしたといえるのでしょう。こんな売国的で国民の命や健康を犠牲にする法律を成立させた政党をしっかり記憶にとどめたいものです。
 
 前回採決がわかれた公明党は「選挙直前では選挙運動に支障がでる、やるなら今だということだった。」(21日付朝日)と伝えられていますが、これは選挙までに国民は忘れてしまっているということですね。ずいぶん「どうせ忘れやすい愚かな国民」と侮ったような理由ですね。また「付帯決議があるから賛成」に転じたといいますが、「付帯決議」必要なほど危険なものだということですし、「付帯決議」でギャンブル依存症が多くなったからと言ってカジノを中止するわけにはいかないでしょう。「選挙」を理由にしたり「付帯決議」を理由にしたりと本当にひどいと思います。

 また野党共同の内閣不信任案には維新の会も自公とともに反対して与党になったかのような奇異な感じがしました。「是々非々」という言い訳を言っていましたが、この間のもりかけ問題や強権政治には「是」(賛成)なのでしょうか。野党共闘を何とか壊そうとしている政権にすり寄る政党がこうしてあからさまになるのも残念なことです。

 採決に至るまでの国会の様子は、NHKは中継しませんでした。また、多くのマスコミもこの法案が「依存症を多く生む」ということを知っていながら詳しい解説などはほとんどしてきませんでした。改めて、マスコミの無責任さと政権に取り込まれているのだと思いました。


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