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コロナ=更に一か月延長!2か月前の検査の課題いま論議中 

2020年05月07日 | 政治・社会
 コロナ=更に一か月延長!2か月前の検査の課題いま論議中 
 今、改めて国会やTVで「検査体制の充実」が言われています。実は2か月も前から言われていましたが、政府などは「全部やったら医療崩壊する」とか「検査体制が整わない」「日本はクラスター対策しているから大丈夫」などの理由で本気に拡充を図りませんでした。
 批判されて、ようやく4月末になって首相は、検査体制の拡充と2万人をめざすと言い始めましたが、それさえも9千人レベルで、他国と比べて大変すくない規模でした。
 「なぜ、こんなに遅れているの?」
 「なぜ日本は検査ができないの? 医療先進国でなかったの?」
 「他国は感染数が多いのに、日本は本当の数なの?」 と大きい疑問がだされています。

 実際、東京都などの発表で「今日の感染数は4日連続100人を下りました」とか言うけれど、毎日の検査数が分からない中で、感染者数だけで減少傾向とか増加傾向と言えないことは明らかですね。毎日○○人の検査で○○人というように、検査数に対する感染者数でないと増減は言えないはずです。このようなことから、政府(都)発表の信頼性が揺らいでいるのです。死者数もコロナとの因果関係などは不明とされていた例があるなどもわかってきました。

 一昨日のネット討論では、京大の山中教授と安倍首相とが出席して、質問に応えていましたが、いろいろ明らかになりました。
検査に限定すると、山中教授は
「今の感染数は、分母がないので、推測でしかない。PCR検査は今の100倍が必要である、緩和するのには実行再生産数が大切なのに、実態をつかんでいない、あいまいである。」など厳しい意見が出されていました。いまのPCR検査体制では、出されている数字は氷山の一角であるというものでした。ですから、感染者数は今の数字の数十倍から数百倍あるということになります。

 このような論議の後の、8000人のアンケートでは首相の説明には75%が納得できない、納得できたが11%、不明が14%という結果でした。

 検査体制を増やすふやすと言葉で言うけれでも、ちっとも増えないので、自治体によって独自にいろいろ進め始めていますが遅すぎるといいます。早くから取り組んでいる和歌山県のような例はあるのに、それに先進諸国の例があるのに学ぼうとしません。どういう感覚なのでしょうか。ちなみにTVで紹介されていた、先進的な取り組みの国の規模は次の通りです。(いずれも1日あたり。)

 韓国=3万5千人。ドイツ=5万7千人。イギリス=10万人。アメリカ(ニューヨーク)20万人。日本との人口比を比べれば、これの数倍になる。これに対して日本は、桁違いで9千人。しかも、時間がかかる、条件がいろいろある。

 今は、検査と隔離が大切な時期なのに、少ない理由として政府は、人員が足りない、試薬や医療用具が足りないなどを挙げています。

 他国がこんなにできるには、
トップの意識の違い、必要な金をかけている(韓国では軍事費を大幅に削減してコロナ対策費に回している!)、自国で薬や医療用具を政府が中心に官民一体に作り、人員も検査の研修をさせて医学生なども大量に動員しているということでした。

 
 日本では、オリンピックとか、検察庁長官問題とか、憲法改正問題とかにトップの気が向いていて、スタートが遅れ、その後も本気度が疑われるようなことが多すぎますね。要は、トップの本気度が課題だという気がして、頷いてしまうのは悔しい。国民の自粛などの努力は大変なものなのに。批判していかなければ改善されないのは10万円支給の場合を考えればわかりますね。

 新型コロナウイルスも始めは、自然現象として出現するけれど、社会化すると政治の問題になってしまうことは、自然災害の時と同じですね。故事に「苛政は虎よりも猛なり」といいます。今は、「苛政下のコロナ恐ろし自粛するも検査進まず出口は見えず」という気がします。
 首相のが税金500億円かけた「マスク2枚」まだ届かない、また10万円も連絡なしの中・・・・。



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