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10万円は歓迎だが、何かおかしい決め方と報道

2020年04月16日 | 政治・社会
 国民一律に10万円の支給が現実味を帯びてきました。歓迎ですが、そのまま喜べないこともありませんか。
次のような点ですが皆さんはいかがでしょうか。
①決まった経過の報道
 ・TVでは、公明党の山口代表が首相と話して決まったような報道をしていました。これは、一面的です。
  15日の「朝日新聞」が伝えているように、14日に二階自民党幹事長が、30万円とは別に10万円給付を言い出しました。
  それを受けて同日、急きょ、山口代表が首相に会ってそのことをプッシュしたということでした。
 ・ところが、この10万円の要求は野党各党がすでに10日も前の2日の時点で国会でも要求していたのですが、10万円は公明
  党も同じく掲げていたはずなのに、与党が拒否していたものでした。
  今回、自公で提出を決めていた30万円支給の方針は様々な条件があり、2割ぐらいしか該当しないということで国民の批判が強
  く、歓迎されないという中での二階幹事長の発言で、それを受けての山口代表の行動と言います。
 ・以上のことを考えると、
  TV報道は、従来案(30万円支給)にたいする野党を含めた国民の批判を受けて与党が予定を変えて10万円支給に方向転換した
  ことを伝えるべきではないでしょうか。そのように伝えないと自公二党が30万円から10万円(支給方法も変更)にしたのは二
  人の考えで決定し、国民の声は届かなかったかのように誤解してしまいますね。

②「全国に緊急事態宣言」することが、方向変更の理由になっているという話がTVから伺えました。30万円支給議案から変更する
 には、それなりに名目が必要ということですね。これは、ちょっとひどいと思います。感染者ゼロや数名の県などひっくるめ
 て、首相や県知事に権限を与えていくことになります。国で補償をせずに、支給ということで政権の支持を得ようとするかのよ
 うな方針にまで「全国に緊急事態宣言」を利用するのはいかがでしょうか。

③検事総長の定年が論議されている最中での決定であること
 ・この三権分立を揺るがすような大切なことはニュースにならないようなタイミングも合わせていませんか。本来ならばこれが
 大きな話題になって大きな批判が沸き起こるような内容と思います。話題をそらすのが常套手段とは言えここまで考えるのか、
 と思います。政権に都合のいい人が検事総長になってしまうという心配があるのです。「桜問題」その他の事件の検察による追
 及はとても無理なような気がしますがどうでしょうか。

 大きな話題が突如出てくるときには、別なニュースが隠されることがあるといいますが、今回も例外ではないように思います。政権にとっては、評判の悪い30万円案を逆手に別な10万円案を提示して、同時に検事総長問題を後ろへ追いやることに成功していると。だまされないようにしなくては・・・・。


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