ネイチャーゲーム&自然・趣味

ネイチャーゲームで知った自然。テニスやハーモニカ、ウォーキングなど遊びの世界。

短歌で綴る学校の一断面  子ども編ーその5

2014年07月23日 | 教育
(20)戦闘機飛び立つ基地の傍らに耳をふさぎて子どもら遊ぶ
 厚木基地の近くの学校の子どもたちと公園でネイチャーゲームをして遊んでいたときのことです。凄まじい音ですから、子どもたちもさすがに耳をおさえながら走り回っています。
 日常的にこんな轟音ですから授業もたびたび中断されるということでした。(2005年頃)

(21)放課後の一人事務執る教室にたんぽぽ胸に子ら踊り来る 放課後に教室で仕事をしていると、子どもたちがまた遊びに来たりします。この時には胸にたんぽぽをくっつけスキップしてにぎやかです。ひとしきりおしゃべりの後、また出かけていきます。こんな何気ないひと時があるからこそ続けられる職業なんだと思います。(2005年頃)

(22)『生きている』その尊さを車椅子揺り動かして訥々と語る 
 総合学習の時間に車椅子の青年に来てもらい、子どもたちに講演をしてもらう機会がありました。その青年は生きることの尊さをかみしめるように伝えてくれました。
 深刻な話なのに、笑も交えて話してくれたこともあります。それは健康な人なら何でもない着替え、排せつなどを例に、その大変さを笑いにして話してくれました。笑いながらも涙の滲んでしまうようでした。
 
 排泄をユーモアまじえ語りたり麻痺の青年車椅子にて2003


(23)真夜中に寝しという子は欠伸して空ろな目にてぐんにゃりと居る
 前に塾通いで疲れ果てている子の紹介をしましたが、これも親の生活スタイルに合わせられているような子どものことです。子どもには子どもの生理的なリズムがあるのに、親の都合で夜も遅くなってしまっている子がいました。最近は、深夜まで営業しているファミレスなどもあるので遅くまで子どもを連れてきている人を見かけます。子どもたちの学校での授業は大丈夫なのでしょうか。気になってしまいます。ファミレスが深夜営業などの社会は正常な姿なのでしょうか。



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1 コメント

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Unknown (まあーちゃん)
2014-07-23 22:46:11
前回、『団子三兄弟』のところで、コメントを頂きました。
木漏れ日さん、ありがとうございます。
 そんな場面が毎日のようにあって何度楽しませてもらったことでしょう。それもこれも余裕がないと感じられませんね。
 精神疾患の先生が多かったり、考える余裕が与えられていないなどということを聞きますと、ここ10年ぐらいの間でもずいぶん学校環境が悪くなったと心配です。
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