ネイチャーゲーム&自然・趣味

ネイチャーゲームで知った自然。テニスやハーモニカ、ウォーキングなど遊びの世界。

TVでは伝えない事実!―国会議員の100万円問題と政党助成金約318億円の巨費―

2021年11月16日 | 政治・社会

 国会議員が10月に一日だけ在籍で一か月分の文書交通通信費100万円もらえるのはおかしいと話題になっています。この100万円は本当に不当なことです。

 TV報道で思い込みが作られた!

 これは、維新の会の新人議員がもらうことになっておかしいとツイートしたようで、そのあと松井代表がTVで「社会一般の常識から考えてもおかしい。集めて寄付する。」などと言っていました。私も、この言い分をそのまま受け止めて、維新の会はよく言ったものだ、ほかの会派はなぜ言わないのだと思っていたら、友人から「とんでもないよ。ツイッター見てよ。サンケイライブで、党首討論の様子が出ているよ。」と教えられました。

調べたらわかったことはびっくりする内容でした。

 維新議員の自分発行の自分への領収書の存在!

 番組では、松井代表が日本共産党の志位委員長に向かって、前にこの問題に取り組むと言ったのにやっていないと責めました。

 ところが、志位委員長は、共産党は前からすべて領収証を作成して使途を明らかにしていること、いつでも出せる、領収書は使途が明確でないと意味がないと反論しました。

 それどころか、維新の会の杉本議員などが、100万円の領収証を自分で自分の事務所に発行している事実を資料で示しました。番組ではそのあとの松井代表の反論はなかったのですが、ニセの情報を流して、反論には応えないという姿勢かと思いました。

 驚くのは、それだけではありません。

 攻撃が自分にブーメラン、あわてて寄付を言い出す吉村知事

 れいわ新撰組の大石議員の「吉村知事だってもらっていた」というツイッターはネットを駆け巡りました。何しろ、他党を批判していたけれど自分たちももらっていた。

 しかも、これから国会議員になる人がもらったのではなく(それも不当に高額だが)、国会議員をやめた吉村知事がもらっていたという事実。指摘されて、あわてて前のことだけど、寄付することにすると弁解したことなどは、TVの一切伝えないことです。

 更に、維新が標的にした共産党の小池氏は、記者会見で共産党が前から使途を明らかにするようにと主張していたことや、所属議員はすべてそのようにしていることを話していました。

 「身を切る改革」と言いながら、19億もの政党助成金はもらう!

 また、今回の選挙でも維新の会の「身を切る改革」と言う言葉に、共感を示す人も多かったのでしょうね。多くの有権者は議員特権などへの反感もあるのでしょうから、耳当たりがいい言葉です。

 ところが、100万円の問題は「身を切る改革」と言っているので言い出したのでしょうが、肝心の政党助成金はちゃっかりもらっているのですね。

 維新の会は、今年度は19億2200万ももらうのですよ。ちなみに自民党は169億4600万円。他の政党も合わせて約318億円もの巨額!これは税金です。このほかに、先の通信費などです。(なお、共産党は助成金制度に反対で受け取りを拒否!)

 ネットの同番組では、松井代表は、志位委員長に「身を切る改革がお好きなら、政党助成金を返したらいかがですか。」と皮肉られていました。

 国民には、耳当たりのいい「身を切る改革」を訴え、懐に入れるものはがっちりと言う矛盾した実態をネットだけではなく、TVもしっかり伝えるようになれば、「巧言令色」の政治家(屋?)の実態がよくわかるのに思いました。

 同時に、いろいろな方法で情報を集めないことには、簡単に信じ込まされてしまうものだと反省しました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿