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介入の結果? TV朝日「サンデーモーニング」変化

2020年03月26日 | 政治・社会
 コロナウイルスをめぐる報道で、政府の対応にもっと検査を多くするように報道し続けたTV朝日「サンデーモーニング」に、厚労省から直接批判的な見解が出されたりしていました。
 政府は民放の個別番組にそこまで介入するのかと、驚きましたが、ここへきて、不可思議なことが続いています。
 次のような点、実に不可思議です。

 ①対応のまずさ、特に「検査」についての批判をしていた玉川氏が今週は姿をけし、理由が遅い冬休 みとのこと。大規模な検査は民間も使えばできるのにやらないで、日本は諸外国と比べて少ないとい う政府報道の不自然さを批判していましたが、これは私も納得できる批判でした。
 ところが、厚労省からの介入とみられる反論のあと、批判をしていた玉川氏の休みです。

 ②彼の休み中に専門家会議の担当者が出て、「納得のいく説明」をしてくださったことです。反対意 見を言う人を欠席させて?このような一方の意見を放送するのはどうでしょうか。ネット上では賛否 の意見が出ているようですが。

 ③オリンピックの延期は首相、知事、森氏との話し合いをIOC会長が飲んだようですが、そのオリ ンピックが一年延期されたことが決まった途端に、東京都の新型コロナウイルスの感染者が急に増え 始めていることです。開催時期が不透明の間は、感染者は抑えていたのかな?という疑念さえ持ちま す。やはり、言われているように潜在感染者がかなりの数に上っているということなのでしょうか。 それさえも大規模検査ないしはサンプリング検査をしないとわからないのに。
 
 上記①②③のようなことを見ていると、新たな心配が生まれます。
 それは玉川氏同様に、感染状態を調べるのには大規模「検査」ないしは特定地域等のサンプリング が必要と訴えていたのが岡田氏でした。学者として、真っ当な意見と思います。
 誰が考えても統計資料がなければ論議は政治的な思惑や、恣意的なものになりがちでしょう。
この岡田氏への圧力も相当なものでしょう。玉川氏同様心配です。TVに注目です。

 また、TV朝日だけではなくすべての局が、これからはコロナウイルスの感染が重大事態だから政府の方針に沿ってのみ報道するということになるのでしょうか。
 これでは、反対意見は許さない統制ですね。
 戦争遂行のためには、「大地震」で多数死者がいても報道させなかったり、退却を転進などと欺いてきたりした戦前や、福島原発での政府発表への不信からも学んだはずではなかったのでしょうか。
 このような事態だからこそ、政府の見解とともに、それへの賛同だけではなく批判的な見解も聞いて判断したいと思いませんか。
 
 この時間帯の「モーニングショー」の視聴率はかなり高いと思いますが、局は介入の事実や、この時期の欠席の理由などを明らかにしてほしいし、玉川氏からもぜひ本当のことを聞きたいものです。
 
 いかなる事態でも政府の言うことを何の批判もなく伝えるだけだと、ジャーナリズではなく政府の広報機関にすぎなくなります。今まで、中国や北朝鮮の例をあげてこれらの国は政府の広報としての報道しかないという批判をしてきたのはTVなどですね。



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