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ひどすぎる!国会は政府の下請け機関か! 

2018年12月08日 | 政治・社会
 出入国管理法の改正案の審議のことです。三権分立の原則さえ無視する、連日の安倍政権の異常な国会軽視の議論と強行採決にはあきれます。
 
 首相の外遊に合わせて審議をし、始めからどうせ採決されるのだという結論ありきの日程です。しかも提案内容は質問されても、詳しくは採決してから省令などで決めるという白紙委任を迫る答弁です。
結論だけ出して、詳しくは省令などで決めるというなら、国民の声などは無視して、政府の思い通りの政治が可能です。

 首相に至っては、「自殺者が7人も出ている」ことを聞かれても、「今はじめて知ったから答えようがない。」という驚く答弁です。今初めて知ったらそれについての考え位は言えるはずでしょう。

 いくら財界の要望だと言っても、7000人にも上る逃亡者(逃げざるを得なかった人なのでこの用語は適当ではないと思いますが)などが出ている外国人の実態把握もせずに、国会への報告もしないまま、強行採決する自公などの議員は政府官邸の提案には何でも賛成でいいのでしょうか。

 人手不足は事実だからとこの法案に賛成の人も、政府の国会軽視の審議の進め方にはNOを突きつけなくてはいけないと思います。日本に来る外国人の人権も守れないし、やがては日本人の賃金低下も招くと反対の人たちの声は無視していいのでしょうか。

 多数の暴挙をここまで平気でやり続ける国会議員というのはいったい誰の代表なのでしょうか。多数をとれば反対意見を無視して、もっぱら官邸の意思通り動くのが与党議員の任務と思っているのでしょうか。あきれてしまう国会に、こんな議員たちを選んだことに腹立たしさをおぼえます。

 今までもそうですが、法案の中身以前に実態を隠したり、改ざんしたりして、ウソの情報をもとに審議がすすめられれば、国会の意味がありません。

 今はこの法案以外にも、大きな問題は「水道法改定案」「漁業法改定案」などがあります。いずれも、一部の業者の利益につながるような内容を含むものです。

 特に国民の命の水などは多数の国では、民間に委託して失敗して自治体に戻しているというのに日本は反対の方向です。これも前からわかっている「水道施設の老化、危険」などをマスコミを使って、急に大きく問題にし、情報は十分明らかにしないで提案し、国民も考えたり論議する間もなく強行採決でした。国民の財産を一部の企業の儲けるままにする政権の姿勢は本当におかしいです。

 またマスコミは、徹底取材して国民の前にその是非を問いかけるような報道をすべきなのに、なんということでしょうか。相撲の暴力問題や個人の離婚問題などに大変な時間を費やして、政権へのチエック機能を放棄しています。NHKは採決など、肝心の時には国会中継はしません。これでは国民は「見ざる言わざる聞かざる」の状態に置かれます。いや、「知らしむべからず、依らしむべき」とでもいうのでしょうか。


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