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これはすごい本だ。「リンゴが教えてくれたこと」木村秋則著

2009年11月18日 | 日記・思い出
これはすごい本だ!
「リンゴが教えてくれたこと」木村秋則著 日経プレミアシリーズ  850円
多くの果物は何回も農薬を散布しているという話で、大好きな果物を食べるのにもためらいがありました。また、我が家の三本のリンゴの樹の虫取りに追われた時期でもあり、友人から面白いということを聞き、すぐ手にした本です。驚きました。のっけから「リンゴは古来、農薬で作るといわれるほど病虫害が多く、人々はその戦いに明け暮れてきたと申し上げても過言ではありません。生産者の技術以上に肥料、農薬会社の研究開発が現在のリンゴ産業を支えてきたと思います。」というのですから。その著者の木村さんが難しいリンゴに挑戦して肥料・農薬を使わずに切り口が酸化せず糖度の高いリンゴの栽培に成功したというのです。これは新しい農業革命だなと思いました。成功するまでの大変な苦労は本に譲って、農家でもない素人の私が特に興味を持ったのは、畑の雑草の役割です。やみくもに草取りすればいいというものではありません。また豆や麦の働きが畑を豊かにすることなども驚きでした。私も著者と同じではたとひざを打つ場面がありました。ミニトマトを植えて支柱が倒れた時そのままにしていたらぐんぐん大きくなりたくさんの実を次々につけてくれたことです。私も今年は支柱なしで栽培しました。この本はそのほか、回転する大根など初めての話が満載です。専業農家の娘夫婦に贈ってやろうと思っています。その通り実行できないまでも従来の農業を見直すきっかけにしてほしいと願って。生産者はもちろん食に関心のある人の必読の本だと思います。

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