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選挙に行こう!権利を放棄するなんて愚かな事!=最初は投票できたのはお金持ちだけ!  

2019年07月12日 | 政治・社会
 参議院議員選挙が始まっています。総務省の公報には「投票の訴え」が載っていました。それを見ると改めて、選挙をする権利は国民の運動によって勝ち取られてきたことを思います。ちょっと振り返りましょう。そうすれば、昔は投票できたのはお金持ちだけ!ということがわかります。 選挙に行かずに、権利を放棄するなんて愚かな事!となるのではないでしょうか。(青は総務省の文章)

*国民が初めて国政に参加できるようになってから130年、

・1890年(明治23)第一回帝国議会が開かれました。
 これは自由民権運動が全国に広がり、国民の声を無視できなくなり、明治憲法制定の翌年に実施されたものでした。ただし、財産や高額納税者のみに選挙権がありました。〈直接国税15円以上納める男子、それは全人口の約1%!〉15円は今のお金で60万円位。

*満25歳以上の男子による普通選挙が確立されてから94年、

・1919年頃から一部の者の国会から誰もが参加できるように、全国に普通選挙運動がおこり、政府は普通選挙を認めざるを得ませんでした。政府は男子のみ、25歳以上と条件付きで、しかも政府への反対運動を厳しく取り締まる「治安維持法」も公布し言論出版はもとより政治活動や労働運動を厳しく制限しました。有権者は20パーセントになりました。

*女性も男性同様に選挙権を持てるようになってから74年が経過しました。

・このように戦前は厳しい制限選挙権でしたが、敗戦により新憲法ができ始めて
女性の選挙権が認められ、年齢も20歳以上となったのでした。このように男子も制限されていたし、女子至っては選挙権も無かったのでした。

*平等で公平な選挙を求める時代の声とともに選挙権は改正されてきました。
そして、前回参院選から選挙権年齢が18歳以上へと引下げられています。有権者は約48パーセントになりました。

 
・このように厳しい弾圧などをのりこえ、国民の長い間の運動があって実現してきたのが参政権(選挙権・被選挙権)でした。生活や平和を求める国民の声を実現させるための権利ですね。
 所が今せっかくの権利を行使しない人がまだまだ多くいます。若い人を始め、5割近くの人が放棄している状況です。投票した5割の国民の声で政治が動いていることになります。
 一人一人が政治から逃げても政治は追いかけてくると言います。政治は私たちの生活に直結するものです。例えば労働者の4割もが非正規労働者という異常さを異常と感じない若い人が多いと聞きます。20年近く前から、時の政権によって「政策的」作られてきた「非正規労働」という仕組みを当たり前のこととして生きてきた若者にとっては「非正規」が自分のせいだとか仕方がないという「自己責任論」を教え込まれてきているのではないでしょうか。これは政治が作りだしてきたものでした。
 権力者は耳あたりの良いさまざまな言葉の置き換えや改ざんなどによって誘導してきました。
今、選挙で話題になっているような次の選択肢はいかがでしょうか。

A戦争できる国にする(9条改憲)  :  平和な国を続ける(改憲反対)
B消費税を10%にする   :  上げない(中止する・無くす)
C年金は減らす(マクロ経済スライド) :  年金をへらさない
D正規労働者をへらす  :  非正規労働者をへらす(年金とも連結)
E原発を再稼働する : 原発を廃止する
F学費を無料にする : 学費を無料にしない
GNHKや民放に制限を加える : 制限をしない
H教育に統制を強める  :  統制をしない
I夫婦別姓を認めない   :  認める 
J外国の農産物をふやす  : 制限する(農業を守る・農薬などの心配で)


 すべて毎日の生活に関わるのではないでしょうか。それぞれの一票で政治を変えていきましょう。


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