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 映画「新聞記者」見てきました!政治の裏の一端を知る=まだの人は早めに!

2019年07月16日 | 日記・思い出
 まず最初に驚いたのは映画館の座席が半分以上埋まっていたことです。久しくなかったことでトップテンにはいっているというのはこういうことかと。いつも良い映画と思ってみても5,6人ぐらいだったりしていましたが、いやあ、同じような関心を持っている人がいると、なにか連帯感が生まれましたね。

 映画は、リアルタイムで起きている政治の事件を即座に思いつくような迫力の内容でした。追い込まれて自殺者が出ましたが、それが果たして自殺なのか、他殺なのか?
 内閣調査室の仕事の恐ろしさ。現実にも、前川事務次官が夜の怪しげな店に行ったと報じられましたが、その世界からの自立を促すためとその店の当事者が証言しても「問題」をでっち上げて追及されたことがありました。そのおり、スパイや尾行がついていたのだ思い知らされました。映画でも松坂さん演じる杉原の身辺も・・・。
 松坂桃李さんが演じている世界は、まさに人間としての良心と、国家のためという大義を振りかざしての個の抹殺が行われているような世界で、私たち一般の国民の普段はうかがい知れない闇の世界です。
 
 それに、「この国の国民には民主主義は形式だけでいいのだ」という内閣官房の役人のセリフも政治のトップに君臨するエリートの本音なんだろうと思わせられました。
 医科系の大学の特別な措置で新設される裏には、じつは生物兵器を研究する大学のねらいがあり、それが国家プロジェクトになって強力に推進されていく様は、国会で話題にっていまだ解明されない学園問題をほうふつさせます。まさに731部隊をも想起させられます。

 真実を追及する立場に立つ二人のこれからが心配になる終わり方で、まだまだ現実は解明されていないし厳しいぞというメッセージもあったのかなと思いました。
 女性記者が噂では日本の女優がいなかったというのにも芸能人や映画人への圧力を感じてしまいます。それだけに松坂桃李さん好演技と勇気に感謝です。
早くも第二弾がほしい!ところです。まだ見ていない人は数日中に終わるかもしれませんから、早く映画館にかけつけましょう。



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