各地で従来は問題もなかった展示や集会が圧力で自主規制したり、中止になったりしていると伝えられています。デモをうたった俳句が展示拒否とか、安保法案に反対する学者の会が研究集会を拒否されて会場変更、シールズのメンバーへの脅迫状などまるで戦前のように言論をおさえこむようなことが出ています。
安倍政権が強権的に憲法を無視して法律を通したり、秘密保護法を制定している社会の雰囲気にのって、それに賛成する人々によっておこされたり、それを恐れるあまりに自主的に規制してしまう一部の大学や公民館などがそれを一層助長しています。
今度は、「民主主義テーマのフェアが批判を受け休止」という事態になったという報道です。
いま、国会の安保法案審議を受けて、民主主義に関する本や憲法に関する本がいっぱい売れ始めている所だそうです。「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」が「自由と民主主義」をテーマのブックフェアをネットなどで偏っているとかの批判があり、一時中止に追い込まれているということです。
この批判に驚きますし、それへの書店の対応にはあきれ情けなくなります。一書店がどんな本を置こうが普通は問題ないでしょう。それを批判するというのも、おかしな話ですね。あの店は気に入らない週刊誌を置いているから問題だなどという人がいたら、それこそ営業的にも、言論・出版の自由の点からもとんでもないことです。これは、まったく戦前の検閲をして出版させなかったり売らせなかったりというのと同じで言論・出版の自由の侵害ですね。
このネットの批判は不当なものですが、批判者は目的を達したわけです。それにしても、書店側の対応にはあきれます。「自由と民主主義」をテーマにするフェアが、まさに「自由と民主主義」を侵害する不当な批判を反撃せずに中止するなどいう行為がますます、社会の自由な雰囲気を閉塞的なものにすることにつながることを考えてほしいと思います。
批判を受けて中止するのではなく、かえって全国の書店に働きかけてこのような社会閉塞になりつつあることへの警鐘として、「自由と民主主義」の大きなフェアを打って出るようなことをしてほしいと思います。それこそが言論・出版にかかわる仕事をしている書店の社会的な責任のだが・・・・。
それにしても、「自由と民主主義」をテーマにするフェアが批判されるという社会になっているということを真剣に考えないといけないのではないでしょうか。
このような社会の雰囲気は将棋倒しのように連鎖していくものです。先に触れたように、それを支えるのは今の自公政権の強権政治だと思います。今の自公政権は国民の批判を受けるような案件が多いなど、都合が悪いと憲法を無視しても国会を開かないという独裁的な政権になっています。
本当に野党がふらふらしないで協力していかないと、不公平な小選挙区制のもと、自公の選挙協力によって同じように多数派を占めます。
今度は憲法を全面的に改正の動きに出ることは間違いないですね。選挙前は経済で目くらましをしておき、選挙が終わればすべて支持されたと違憲でも安保法を通しましたが、同じ手法で次は国民から権利を奪うあの自民党の憲法草案にあるような改憲です。
国民に情報を与えないで思いのままに操作したい政治権力のねらいと、それに便乗する勢力による自由を制限する動きや恐怖によって政治から遠ざけたりすることに負けない力を持ちたいですね!
参考 ーブックフェアで並べられていた本の一部ー
「SEALDs民主主義ってこれだ!」(SEALDs)
「社会を変えるには」(小熊英一著)
「永遠平和のために/啓蒙とは何か」(カント著)
「時代の正体」(神奈川新聞社)
「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」(想田和弘著)
「デモクラシーとは何か」(ロバート・ダール著)
「自由論」(JSミル著)
「国家」(プラトン著)
(2015年11月5日付 朝日新聞参照)
安倍政権が強権的に憲法を無視して法律を通したり、秘密保護法を制定している社会の雰囲気にのって、それに賛成する人々によっておこされたり、それを恐れるあまりに自主的に規制してしまう一部の大学や公民館などがそれを一層助長しています。
今度は、「民主主義テーマのフェアが批判を受け休止」という事態になったという報道です。
いま、国会の安保法案審議を受けて、民主主義に関する本や憲法に関する本がいっぱい売れ始めている所だそうです。「MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店」が「自由と民主主義」をテーマのブックフェアをネットなどで偏っているとかの批判があり、一時中止に追い込まれているということです。
この批判に驚きますし、それへの書店の対応にはあきれ情けなくなります。一書店がどんな本を置こうが普通は問題ないでしょう。それを批判するというのも、おかしな話ですね。あの店は気に入らない週刊誌を置いているから問題だなどという人がいたら、それこそ営業的にも、言論・出版の自由の点からもとんでもないことです。これは、まったく戦前の検閲をして出版させなかったり売らせなかったりというのと同じで言論・出版の自由の侵害ですね。
このネットの批判は不当なものですが、批判者は目的を達したわけです。それにしても、書店側の対応にはあきれます。「自由と民主主義」をテーマにするフェアが、まさに「自由と民主主義」を侵害する不当な批判を反撃せずに中止するなどいう行為がますます、社会の自由な雰囲気を閉塞的なものにすることにつながることを考えてほしいと思います。
批判を受けて中止するのではなく、かえって全国の書店に働きかけてこのような社会閉塞になりつつあることへの警鐘として、「自由と民主主義」の大きなフェアを打って出るようなことをしてほしいと思います。それこそが言論・出版にかかわる仕事をしている書店の社会的な責任のだが・・・・。
それにしても、「自由と民主主義」をテーマにするフェアが批判されるという社会になっているということを真剣に考えないといけないのではないでしょうか。
このような社会の雰囲気は将棋倒しのように連鎖していくものです。先に触れたように、それを支えるのは今の自公政権の強権政治だと思います。今の自公政権は国民の批判を受けるような案件が多いなど、都合が悪いと憲法を無視しても国会を開かないという独裁的な政権になっています。
本当に野党がふらふらしないで協力していかないと、不公平な小選挙区制のもと、自公の選挙協力によって同じように多数派を占めます。
今度は憲法を全面的に改正の動きに出ることは間違いないですね。選挙前は経済で目くらましをしておき、選挙が終わればすべて支持されたと違憲でも安保法を通しましたが、同じ手法で次は国民から権利を奪うあの自民党の憲法草案にあるような改憲です。
国民に情報を与えないで思いのままに操作したい政治権力のねらいと、それに便乗する勢力による自由を制限する動きや恐怖によって政治から遠ざけたりすることに負けない力を持ちたいですね!
参考 ーブックフェアで並べられていた本の一部ー
「SEALDs民主主義ってこれだ!」(SEALDs)
「社会を変えるには」(小熊英一著)
「永遠平和のために/啓蒙とは何か」(カント著)
「時代の正体」(神奈川新聞社)
「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」(想田和弘著)
「デモクラシーとは何か」(ロバート・ダール著)
「自由論」(JSミル著)
「国家」(プラトン著)
(2015年11月5日付 朝日新聞参照)
これが「戦争」への入り口です。 戦争のない別の入り口へ行こう!
右翼関係の雑誌の種類の多さにびっくり。
しかも、入り口のすぐy近くの一等席に並んでいるのです。