①言葉の意味をはっきりイメージする
5月3日は憲法記念日でした。今年は特に意義深い年です。あいまいな言葉に騙されずに言葉のイメージをしっかり持とうと思いました。
前に、「集団自衛権」とか、「戦争」という言葉の持つ本当の意味をイメージしないとだめだという戦争体験者の記事を読んだことがあります。戦争は抽象的なことではなく、あなたが「殺し殺される」ということなのだということでした。
今、一人の首相の憲法を変えるという執念が、日本を「殺し殺される国」に変えようとしています。
②国民の戦争反対の意思
日本が今まで、平和憲法を持ち、戦後69年間戦争をせずに平和に過ごしてきたことは世界に誇るべきことです。戦争の悲惨さを忘れずに伝え、戦争を進める動きには憲法九条をもとに反対の意思表示をしてきたからこそと思います。
所が、安倍首相たちは、国民の平和への志向を「平和ボケ」あるいは自虐的だと、あざ笑うように言い、改憲の動きを強めてきました。
③九条の骨ぬきねらう「集団自衛権」行使容認
今、改憲のねらいを隠し、景気の向上を目玉にして、不公平な小選挙区制によって「圧勝」した安倍政権は、改憲を画策し多くの国民の反対にあうと、九条の骨抜きのために「集団自衛権の行使」を容認しようという動きが急になって来ました。
集団自衛権の行使は、アメリカの戦争に一緒に参加するという、日本への侵略がなくても戦争するのですから、九条の無視であり、今までの日本の戦争しない国という立場を180度変えることになります。
④世界に誇れる平和な国から「殺し殺される」国へ
今まで、アフガンなど紛争国での日本人のボランティア活動はもちろん、自衛隊の活動も「あの戦争しない国、日本」から来たから信用できるという国際社会での大きな信頼があったということを何度も聞きました。
あの戦争の惨禍を招いた当事国として、憲法九条によって世界に戦争をしないということを宣言し、今は平和憲法を持っていて、もう戦争をしないと誇りを持って言える数少ない国、日本だからこその信頼です。
しかし、安倍政権の目ざす「集団自衛権」容認は、アメリカのために戦争をする国に変えてしまうことですから、これからは敵国を持ち、「殺し殺される国」になることを意味します。
⑤虚偽の情報で始めた戦争でも参加
「集団自衛権」を認める先にあるのは、どんなことでしょうか?
現代の例では、ベトナム戦争やイラク戦争はいずれもアメリカが虚偽の理由をでっち上げて始めた戦争であることは、今では明らかです。この「イラクに核がある」という偽りの情報をでっち上げてブッシュ大統領が始めたイラク戦争ですが、国内のマスコミを総動員して反対を抑え、戦争体制を作って侵略しました。
やがて核保有は虚偽と分かっても始まると止められなくなり、イラク人はもちろん、アメリカ人だけではなく、同調して軍隊を送ったイギリス、イタリアなどの各国もふくめて、何十万という多数の死傷者を出しました。
日本は小泉首相がこの戦争を支持し、アメリカ軍への給油等をしました。(この虚偽の理由による戦争への支持と活動自体も許されるものではないですが、国民には反省はおろか総括さえもしていないのです。)
⑥犠牲者はだれか?
しかし今度は、自衛隊を送って、「殺し殺される」戦闘に直接かかわることになります。まず、「殺し殺される」のは自衛隊員でしょうか。あるいは、アメリカと一体になって戦争を始める日本人皆が憎しみの対象になるのでしょうか。(戦争を始める首相たちが最初の犠牲者ではないことははっきりしているでしょう。)
首相の執念により、今までのような防災活動などによって感謝される自衛隊ではなく、文字通り軍隊として「殺し殺される」ことになりますが、まず若い自衛隊員が犠牲になる可能性があります。
こうして、自衛隊員が「殺し殺される」戦闘をして、なり手がなくなったら、次は徴兵制で補うしかないでしょう。今までの戦争で明らかなように、若い人たちがまず犠牲になっていくのですから、今こそ声を上げていかなくてはと思います。
もちろん一般の国民も、今までどおりでは済まないでしょう。反対する人々や、マスコミにはこのような日のために「特定秘密保護法」が用意してありますから、さまざまな理由で反対の声は次第に抑えられるでしょう。
⑦犠牲と憎しみの連鎖をうまないために
このように首相とそれに賛成する人々の考える「集団自衛権」容認ということは、戦争しないと宣言して平和を実現してきた日本を覆し、「殺し殺される国」日本にすることなのだと思います。これこそ、自虐の極まりです。
、戦争しない国の日本が過去のことにならないように、これからもさまざまな場で世界に誇れる平和憲法を話題にしていきたいと思います。
5月3日は憲法記念日でした。今年は特に意義深い年です。あいまいな言葉に騙されずに言葉のイメージをしっかり持とうと思いました。
前に、「集団自衛権」とか、「戦争」という言葉の持つ本当の意味をイメージしないとだめだという戦争体験者の記事を読んだことがあります。戦争は抽象的なことではなく、あなたが「殺し殺される」ということなのだということでした。
今、一人の首相の憲法を変えるという執念が、日本を「殺し殺される国」に変えようとしています。
②国民の戦争反対の意思
日本が今まで、平和憲法を持ち、戦後69年間戦争をせずに平和に過ごしてきたことは世界に誇るべきことです。戦争の悲惨さを忘れずに伝え、戦争を進める動きには憲法九条をもとに反対の意思表示をしてきたからこそと思います。
所が、安倍首相たちは、国民の平和への志向を「平和ボケ」あるいは自虐的だと、あざ笑うように言い、改憲の動きを強めてきました。
③九条の骨ぬきねらう「集団自衛権」行使容認
今、改憲のねらいを隠し、景気の向上を目玉にして、不公平な小選挙区制によって「圧勝」した安倍政権は、改憲を画策し多くの国民の反対にあうと、九条の骨抜きのために「集団自衛権の行使」を容認しようという動きが急になって来ました。
集団自衛権の行使は、アメリカの戦争に一緒に参加するという、日本への侵略がなくても戦争するのですから、九条の無視であり、今までの日本の戦争しない国という立場を180度変えることになります。
④世界に誇れる平和な国から「殺し殺される」国へ
今まで、アフガンなど紛争国での日本人のボランティア活動はもちろん、自衛隊の活動も「あの戦争しない国、日本」から来たから信用できるという国際社会での大きな信頼があったということを何度も聞きました。
あの戦争の惨禍を招いた当事国として、憲法九条によって世界に戦争をしないということを宣言し、今は平和憲法を持っていて、もう戦争をしないと誇りを持って言える数少ない国、日本だからこその信頼です。
しかし、安倍政権の目ざす「集団自衛権」容認は、アメリカのために戦争をする国に変えてしまうことですから、これからは敵国を持ち、「殺し殺される国」になることを意味します。
⑤虚偽の情報で始めた戦争でも参加
「集団自衛権」を認める先にあるのは、どんなことでしょうか?
現代の例では、ベトナム戦争やイラク戦争はいずれもアメリカが虚偽の理由をでっち上げて始めた戦争であることは、今では明らかです。この「イラクに核がある」という偽りの情報をでっち上げてブッシュ大統領が始めたイラク戦争ですが、国内のマスコミを総動員して反対を抑え、戦争体制を作って侵略しました。
やがて核保有は虚偽と分かっても始まると止められなくなり、イラク人はもちろん、アメリカ人だけではなく、同調して軍隊を送ったイギリス、イタリアなどの各国もふくめて、何十万という多数の死傷者を出しました。
日本は小泉首相がこの戦争を支持し、アメリカ軍への給油等をしました。(この虚偽の理由による戦争への支持と活動自体も許されるものではないですが、国民には反省はおろか総括さえもしていないのです。)
⑥犠牲者はだれか?
しかし今度は、自衛隊を送って、「殺し殺される」戦闘に直接かかわることになります。まず、「殺し殺される」のは自衛隊員でしょうか。あるいは、アメリカと一体になって戦争を始める日本人皆が憎しみの対象になるのでしょうか。(戦争を始める首相たちが最初の犠牲者ではないことははっきりしているでしょう。)
首相の執念により、今までのような防災活動などによって感謝される自衛隊ではなく、文字通り軍隊として「殺し殺される」ことになりますが、まず若い自衛隊員が犠牲になる可能性があります。
こうして、自衛隊員が「殺し殺される」戦闘をして、なり手がなくなったら、次は徴兵制で補うしかないでしょう。今までの戦争で明らかなように、若い人たちがまず犠牲になっていくのですから、今こそ声を上げていかなくてはと思います。
もちろん一般の国民も、今までどおりでは済まないでしょう。反対する人々や、マスコミにはこのような日のために「特定秘密保護法」が用意してありますから、さまざまな理由で反対の声は次第に抑えられるでしょう。
⑦犠牲と憎しみの連鎖をうまないために
このように首相とそれに賛成する人々の考える「集団自衛権」容認ということは、戦争しないと宣言して平和を実現してきた日本を覆し、「殺し殺される国」日本にすることなのだと思います。これこそ、自虐の極まりです。
、戦争しない国の日本が過去のことにならないように、これからもさまざまな場で世界に誇れる平和憲法を話題にしていきたいと思います。
今こそこの暴挙に反対して行動しないなら、野党の存在価値はなくなる、議員を辞めて下さい。