みんなの介護より転載
前頭側頭型認知症に要注意!犯罪行為へとつながりやすい精神疾患との調査報告が
2015/01/08 20:00
前頭側頭型認知症の患者は犯罪を起こしやすいという調査報告
この高齢社会において問題となっているのが、65歳以上の高齢者による犯罪行為です。高齢者の犯罪行為の中でも最も高いウェイトを占めているのが万引きです。特に経済的に困窮していなくても、達成感を求めて、つい万引きに手を染めてしまいがちに。なかには何らかの精神疾患を抱えていたとケースも少なくありません。
精神疾患と言っても、うつ病からアルツハイマー型認知症までさまざま。そこで、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のGeorges Naasan医師らから成る研究チームは、同校の記憶・加齢センターにて収集した精神疾患持ちの方2397名のデータをもとに、どの精神疾患が犯罪行動へと結びつく可能性が高いのかを検証。ちなみに、検証対象となった精神疾患は、アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、原発性進行性失語症、ハンチントン病となります。
その結果、検証対象となった方のうち犯罪歴のあった方は2397名中204名であることが判明。症状別に見た場合、前頭側頭型認知症、原発性進行性失語症、ハンチントン病の順に犯罪率が高いことが明らかに。アルツハイマー型認知症を発症する高齢者が最も多いという特性上、アルツハイマー型認知症の高齢者による犯罪の数がダントツであったのは確かですが、犯罪率についてはこれら3つの病気をさしおいて最も低かったようです。
全体的に見ても、精神疾患持ちの方が犯罪に手を染める確率はそれほど高いとは言えず、精神疾患を抱えているからと言って必ずしも犯罪を起こすというわけでもありませんが、やはり何度も再犯を繰り返している場合には注意が必要です。その場合、頭ごなしに叱ったりせず、精神科医の忠告に耳を傾けつつ、きちんと向き合うようにすると良いでしょう。
前頭側頭型認知症に要注意!犯罪行為へとつながりやすい精神疾患との調査報告が
2015/01/08 20:00
前頭側頭型認知症の患者は犯罪を起こしやすいという調査報告
この高齢社会において問題となっているのが、65歳以上の高齢者による犯罪行為です。高齢者の犯罪行為の中でも最も高いウェイトを占めているのが万引きです。特に経済的に困窮していなくても、達成感を求めて、つい万引きに手を染めてしまいがちに。なかには何らかの精神疾患を抱えていたとケースも少なくありません。
精神疾患と言っても、うつ病からアルツハイマー型認知症までさまざま。そこで、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のGeorges Naasan医師らから成る研究チームは、同校の記憶・加齢センターにて収集した精神疾患持ちの方2397名のデータをもとに、どの精神疾患が犯罪行動へと結びつく可能性が高いのかを検証。ちなみに、検証対象となった精神疾患は、アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、原発性進行性失語症、ハンチントン病となります。
その結果、検証対象となった方のうち犯罪歴のあった方は2397名中204名であることが判明。症状別に見た場合、前頭側頭型認知症、原発性進行性失語症、ハンチントン病の順に犯罪率が高いことが明らかに。アルツハイマー型認知症を発症する高齢者が最も多いという特性上、アルツハイマー型認知症の高齢者による犯罪の数がダントツであったのは確かですが、犯罪率についてはこれら3つの病気をさしおいて最も低かったようです。
全体的に見ても、精神疾患持ちの方が犯罪に手を染める確率はそれほど高いとは言えず、精神疾患を抱えているからと言って必ずしも犯罪を起こすというわけでもありませんが、やはり何度も再犯を繰り返している場合には注意が必要です。その場合、頭ごなしに叱ったりせず、精神科医の忠告に耳を傾けつつ、きちんと向き合うようにすると良いでしょう。