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80代の高齢者を介護している方は要注意!入浴時のヒートショックによる突然死が2倍に増加
2015/01/28 10:00
ヒートショックの死亡者が2倍に増加
多くの人にとっての安らぎの場でもある家庭ですが、高齢者にとっては警戒が必要なスポットにもなっています。「家の中は安全である」という思い込みがゆえに、安全への配慮が欠如し、その結果年間1万件を超える家庭内事故が発生しているものと思われます。高齢者の場合、家で過ごす時間が長くなると、その分身体能力が低下し、ちょっとした段差に躓き、転びやすくなります。
家庭内の中でも特に危険なのがお風呂場です。お風呂場での事故と言うと、浴槽への転落事故をイメージしがちですが、特に注意が必要なのが脱衣所です。
鹿児島大学医学部法医学教室の小片守教授らが実施した調査によると、脱衣所と浴槽との温度差が原因で、心筋梗塞やくも膜下出血などを起こし、そのまま帰らぬ人となってしまうケースが2倍近く増加していることが明らかに。
暖房の効いた部屋から寒い脱衣所へ移動すると血管が収縮し、血圧が上昇しますが、湯船に入ると今度は血圧が下がり、それが心臓や脳に対して大きな負担を与えることになることになるのだとか。なかでも80代の高齢者による入浴時の突然死がダントツに多くなっており注意が必要です。
ここ数年で冬の平均気温が低下傾向にあります。65歳以上の高齢者の中でも、糖尿病の既往歴がある方、肥満気味の方、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸疾患をお持ちの方は、ヒートショックを起こす可能性が高いですので、脱衣所に暖房器具を設置したり、お風呂の設定温度をぬるめにしたりするなどして対策を行うようにしましょう。
80代の高齢者を介護している方は要注意!入浴時のヒートショックによる突然死が2倍に増加
2015/01/28 10:00
ヒートショックの死亡者が2倍に増加
多くの人にとっての安らぎの場でもある家庭ですが、高齢者にとっては警戒が必要なスポットにもなっています。「家の中は安全である」という思い込みがゆえに、安全への配慮が欠如し、その結果年間1万件を超える家庭内事故が発生しているものと思われます。高齢者の場合、家で過ごす時間が長くなると、その分身体能力が低下し、ちょっとした段差に躓き、転びやすくなります。
家庭内の中でも特に危険なのがお風呂場です。お風呂場での事故と言うと、浴槽への転落事故をイメージしがちですが、特に注意が必要なのが脱衣所です。
鹿児島大学医学部法医学教室の小片守教授らが実施した調査によると、脱衣所と浴槽との温度差が原因で、心筋梗塞やくも膜下出血などを起こし、そのまま帰らぬ人となってしまうケースが2倍近く増加していることが明らかに。
暖房の効いた部屋から寒い脱衣所へ移動すると血管が収縮し、血圧が上昇しますが、湯船に入ると今度は血圧が下がり、それが心臓や脳に対して大きな負担を与えることになることになるのだとか。なかでも80代の高齢者による入浴時の突然死がダントツに多くなっており注意が必要です。
ここ数年で冬の平均気温が低下傾向にあります。65歳以上の高齢者の中でも、糖尿病の既往歴がある方、肥満気味の方、睡眠時無呼吸症候群などの呼吸疾患をお持ちの方は、ヒートショックを起こす可能性が高いですので、脱衣所に暖房器具を設置したり、お風呂の設定温度をぬるめにしたりするなどして対策を行うようにしましょう。