河北新報より転載
<最終処分場>加美で現地調査きょう再開
東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設問題で、環境省は5日、県内3候補地の一つ、加美町田代岳での現地調査を6日に再開すると発表した。住民の反対で難航する同町で調査を再開できれば、残る栗原市深山嶽、大和町下原に入る。
環境省は昨年10月に候補地絞り込みのための現地調査を試みたが、加美町で激しい反発に遭い中断。8月には2日間にわたり現地入りしようとしたが、住民に阻まれた。降雪前に調査を終える必要があり、今回再度着手に動いた。
加美町では宮城豪雨で、田代岳に至る町道がのり面崩落などの被害を受け通行止め中。環境省の担当者は「現場につながる道は複数ある。加美町で調査に入れれば、すぐに他2市町も調査する」と説明した。
佐藤勇栗原市長と浅野元・大和町長は9月28日、指定廃棄物の処分方法再検討を求め、市町村長会議開催を村井嘉浩知事に要請。降雪前に環境省が動かなければ候補地を返上する意向を示していた。
2015年10月06日火曜日
<最終処分場>加美で現地調査きょう再開
東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設問題で、環境省は5日、県内3候補地の一つ、加美町田代岳での現地調査を6日に再開すると発表した。住民の反対で難航する同町で調査を再開できれば、残る栗原市深山嶽、大和町下原に入る。
環境省は昨年10月に候補地絞り込みのための現地調査を試みたが、加美町で激しい反発に遭い中断。8月には2日間にわたり現地入りしようとしたが、住民に阻まれた。降雪前に調査を終える必要があり、今回再度着手に動いた。
加美町では宮城豪雨で、田代岳に至る町道がのり面崩落などの被害を受け通行止め中。環境省の担当者は「現場につながる道は複数ある。加美町で調査に入れれば、すぐに他2市町も調査する」と説明した。
佐藤勇栗原市長と浅野元・大和町長は9月28日、指定廃棄物の処分方法再検討を求め、市町村長会議開催を村井嘉浩知事に要請。降雪前に環境省が動かなければ候補地を返上する意向を示していた。
2015年10月06日火曜日