今回、3連休を利用しての強行軍。
そして中国はどうかと心配ながらも上海旅行した最大の目的。
「上海蟹」です。
10年以上前から、漫画の美味しんぼで見ていて食べたいと思っていた蟹の一つ。
どうしても、上海蟹・マッドクラブは食べてみたいと思い続け、
人生に一回はチャレンジしてみようと思ったのがキッカケの上海旅行です。
なので上海蟹は絶対にはずせない料理です。
上海蟹の食べ方がわからないと困るのでツアーで申し込みました。
ツアーに組み込まれていたのがこのお店。上海蟹の専門店のようです。
ビル街の中にあり、ビルの一階にある一室です。入り口はシックな雰囲気。
店内も中国らしさを感じさせる装飾で気分を盛り上げてくれます。
お金を出せば2階の個室も選べるようです。
円卓の相席に通されました。ちなみに、円卓の相席は全て日本人でした。
ツアーと言っても、私一人だけでした。ですので、無理言ってガイドさんにも食事付き合ってもらいました。
初めは前菜3品、クラゲ、キクラゲ、多分豚肉の煮物?煮こごり風?
クラゲも大ぶりなカット、キクラゲも同様。日本でだったら細くカットしているイメージの物ですが
食べ応えを感じさせる一品です。
上海蟹のスープ。美味しかったです。
ただ、上海蟹は良くわからなかったかな・・・
お待ちかねの上海蟹!!
だけど、あまりの小ささにビックリ。
写真の薬味皿と比較してみればわかります。分解しても手のひらサイズ。
ちなみに、依頼をすれば分解して持ってきてくれます。(ガイドさんが依頼してくれました。。)
ガイドさんもおっしゃっていましたが、夫婦で来て取りあえず1人前頼んでシェアしようとされる方が多いけど、
シェアできない程の上海蟹のあまりの小ささに後から追加することが多いようです。
食べてみての感想は、
第一に、小さすぎてあまりに食べる所が無い!脚肉もちょっと太めの糸くらいしかないし、マッチ棒サイズ。
第二に、独特の臭気というか、鼻に抜けるような匂いがあり、それが非常に独特です。
第三に、上記の部分から、値段の割には決して美味しいとも言えないかな?ただ、感じたのは上海人にとっての松茸みたいなものかもしれません。ガイドさんも家に買ってきて家で調理すると言ってました。
それ以外に写真の奥に写っているアスパラと蟹身の炒め物、
それと、炒飯か、坦々麺を選べます。私は坦々麺を頼みました。特に坦々麺はお勧めです。
貝入りの坦々麺で貝の風味が良かったです。
それと杏仁豆腐とフルーツが付いてきます。
写真のスープは、別オーダーで頼んだ蟹と白菜のスープです。
この蟹が上海蟹かはわかりませんが、スープ自体はとても美味しかったです。
ただ、白菜がお椀の底でつながっていて(切られていない)、ちょっと食べにくかったけど。
しかし、そんなに忙しそうでもないのに忘れられて商品が出てこなかったりするし、
何度と無く商品を運ぶウェイターのお兄さんがぶつかってきたり、
さすが中国と思ったのが、高級店にも関わらず、客の横にある作業用のテーブルや床に
食べ終わって下げてきた汚れた食器が山積みに、最後まで放置されていました。
片やきれいな内装、店内での中国楽器の演奏と華やかさも有りながら、
反面の中国らしいところもあるのが、笑うやら、飽きれるやら。
ただ、これが一番の目的だったこともあり大変満足でした。
住所:上海市九江路216号