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シチリア王の見た夢








大英博物館で開催中の Sicily: Culture and Conquest「シチリア 文化と征服」展へ。


紀元前13000年ー8000年代に描かれたアダウラの洞窟壁画から、フェニキア、ギリシャ、ローマ、ヴァンダル、ゴート、ビザンチン、アラブ、ノルマンの到来で最盛期を迎え、隣国イタリアがルネサンスで花開くのを前後に、緩やかに衰退を始めた地中海で最も大きい島の歴史をたどる。

なんかもうこう書くだけでロマンティックではありませぬか。

ノルマン風の長方形の宮殿の隣に、アラブのハマムの丸屋根が並んでいるのはすてきだ。


もちろん最も心惹かれるのは、文化と宗教に寛容であったノルマン(ロジャー1世から、フレデリク2世にかけて)の時代であり、この時代に関する展示を期待していたのだが数は多くはなく...

と食欲が満たされない感じの展示だったが、いつもお尻が椅子から浮いているモエ、早速この夏休みにシチリア行きの予定を立てることで決着をつけた。

今年の夏休みのメインはスリランカとシチリア!


シチリアは前回は2007年(もう9年前ですよ!)に島の東半分をじっくり見て回ったので、今回は西半分を2週間かけて見て回るつもり。
ウスティカ島ではダイビングも!

娘は「シチリアにはもう一回行きたいとずっとずっとずーっと思っていたの!」と...



調べたら塩野七生さんが「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」という本を書いておられるようだ。

80年代の前半、「海の都の物語」を携えて、ヴェネツィアの駅に初めて降り立ったのを思い出す。
久しぶりに彼女の本をお供に旅にでよう!

わたしも夢を見たいのだ...
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