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終わらない夏...の読書




先日、「娘の読書リスト」の存在にふれたら、その内容に興味があるというメールをいただいた。
おもしろいかなと思い書くことにする。


小学生の頃は日本語も、例えば「エルマーの冒険」や「星の王子さま」を1日半ページ朗読するなどやらせていた。が、わたし自身の無精のためいつの間にかやめてしまった。たった、半ページのことなのに...猛省。

朗読、やっぱりいいそうですよね。大人になってからの音読も脳や滑舌の活性化に有効だそうですよ。


この夏休みは復活させようか。
しかし、やりなさいやりなさいと言っているうちに家庭内が暗い雰囲気になりそう。


じゃ、日本語の本の読み聞かせでもするかな...
嫌がられるかと思いつつ、先ほど提案したらすんなり受け入れてくれた。難しい本を少しずつ読んでほしいそうである。こういうことができるのもあと2年だし、一念発起でやるか、お母さん!


そしてオランダ語の本も何冊か、オランダ語の新聞も読ませることにしよう。
フランス語もドイツ語も...

ってそんなん素直に聞いてやるわけないわ!


あ、話が脱線してしまった。

読書リストでしたな。


小学生低学年のころは娘はケストナーが特に好きだった。
小学生から中学生にかけては「冒険もの」に夢中だったので、「紅はこべ」「巌窟王」「80日間世界一周」「ロビンソン・クルーソー」「海底2万マイル」「ガリヴァー旅行記」「二都物語」...などなど、その辺りを読ませた。
覚えているかどうか、身になっているかどうかは知りませんが。

例えば「二都物語」を読むにはフランス革命の知識がないと、という意見もあるかもしれないが、わたしはだからこそ読めというスタンスだ。読み進めるうえでフランス革命がどういうものか調べるもよし、読み飛ばすも、難しすぎるなら途中で止めて次の本に移ってもよし、と思っている。


ああ、毎度ながら前置きが長いモエ...

以下、リストです。
別に系統だったものでもなんでもなく、わたしの趣味。

わたしの提案するリスト

「響きと怒り」 フォークナー
「ブバヴァールとペキュシェ」 フロベール
「ルイ・ボナパルトのブリュメール18日」 マルクス
「長いお別れ」 チャンドラー
「夜と霧」 フランクル
「アメリカのデモクラシー」 トクビル
「モーセと一神教」 フロイト
「トニオ・クリューゲル」 マン
「ライ麦畑で捕まえて」 サリンジャー
「華麗なるギャツビー」 フィッツジェラルド
「1984」 オーウェル


娘が読みたいリスト

ケイ・スカペッターの検死官シリーズ全部 コーンウェル
量子物理学と航空物理学の入門の本
「千の顔を持つ英雄」 キャンベル
「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」 マクゴニカル
「精神分析学入門」 フロイト
「ペスト」など カミュ
「カラマーゾフの兄弟」など ドストエフスキー
「審判」など カフカ



遠い夏、祖父母の家で、蝉の声とししおどしを聞きながら大江健三郎や遠藤周作やサルトルを読んだのを思い出す。

わたしも今の娘と同じ16歳だった。
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