青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

ネットで遠い所ばかり見ず、周囲に関心を持とう!

2022-03-20 | 本は友達・読書も大切です!
先日、1975年に退職刑事・平塚八兵衛氏が書いた「三億円強奪事件」を読んでから、犯罪ルポルタージュに興味を持ち続けていると書きましたが、それがこれ。
 
 
今では入手出来ない平塚の著書です。
 
「私は32年間の捜査一課の生活の中で、124件の事件を扱って来た。そのどれをみても、周囲の人が全く知らなかったという事はない。なんらかの形で犯人を知っていた。この事件も絶対周囲が知っている。もう1度あなたのまわりを注意してみて下さい」と帯にあるように、本書の中で「誰にも知られず行われる犯行はあり得ない。必ず誰かが見ています。無関心にならないで下さい。自分の周囲に気を配ることで解決される犯罪は増え、その結果、誰もが犯罪に巻き込まれなくなる」と語っているのを、今も忘れることがありません。
 
 
隣に住んでいるのがどんな人か、ほとんど都会で暮らす人は知りません。僕が子供の頃は町内に住んでいるほとんどの人を、子供でも知っていました。プライバシー云々にウルサイ現在においては、それが歓迎されるかどうかは分かりませんが、町内で殺人事件が起きて犯人が分からないとか、顔見知りの犯行は聞いたことがありませんでした。
 
お互いに顔見知りで、玄関に鍵を掛けずとも安心出来た・・・それは事実です。どうしてここまで今の世の中は犯罪が多いのか?煽り運転に盗撮、覚せい剤・・身近な所で犯罪に誰もが巻き込まれ易過ぎます。それは他人への無関心、プライバシーという名の元の過剰な情報保護のせいではないでしょうか?マスコミ報道でも、未成年でもないのに実名報道を避け過ぎだと感じます。