<6月の鑑賞予定映画>
当ブログ、6月7日で19周年を迎えました
コロナも5移行になって、はや1年。
いろいろ事情がありまして、思った以上にフットワークが
重くなっている自分に愕然としていますが
出不精なりに、地道に動いております(笑)
はなの病気とか、いろいろ心配事が重なっていますが
ブログは引き続き、細く長く続けていきますので
引き続きよろしくお願い致します。
~アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいた~
2023年 アメリカ/イギリス/ポーランド合作 (2024.05.24公開)
第96回アカデミー賞 国際映画賞・音響賞受賞作品
配給:ハピネットファントム・スタジオ 上映時間:105分
監督:ジョナサン・グレイザー
原作:マーティン・エイミス
脚本:ジョナサン・グレイザー
衣装デザイン:マウゴザータ・カルピウク
編集:ポール・ワッツ
音楽:ミカ・レヴィ
出演:サンドラ・ヒュラー/クリスティアン・フリーデル/ラルフ・ハーフォース
<見どころ>
第2次世界大戦下のアウシュビッツ強制収容所所長とその家族を描いた
マーティン・エイミスの小説を原案にした歴史ドラマ。収容所の隣で穏やかに暮らす
ルドルフ・ヘス所長一家の姿を通して、それとは正反対の収容所の残酷な一面を
浮かび上がらせる。監督は『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』などのジョナサン・
グレイザー。出演は『ヒトラー暗殺、13分の誤算』などのクリスティアン・フリーデルや
『落下の解剖学』などのザンドラ・ヒュラーなど。
<ストーリー>
ナチスドイツ占領下にあった1945年のポーランド。アウシュビッツ強制収容所で
所長を務めるルドルフ・ヘス(クリスティアン・フリーデル)と妻のヘドウィグ
(ザンドラ・ヒュラー)は、収容所と壁を隔てたすぐ隣の家で暮らしていた。
収容所からの音や立ち上る煙などが間近にありながら、一家は満ち足りた
日常を送っていた。
<感想>
アウシュヴィッツ強制収容所の初代所長、ルドルフ・フェルディナント・ヘス
一家の日常を描いた作品。
家中固定カメラを設置しての撮影で、ドキュメンタリーかと思うほど
リアルに描いている。また残酷なシーンは一つも出てこないが銃声や叫び声、
アウシュビッツ収容から見える煙から、塀の外で何が起きているか
歴史を学んでいればわかるでしょう。
作中では、アウシュヴィッツ収容所の様子はほとんど描かれていない。
しかし、部下が上官の血の付いたブーツを洗ったり、夫が持ち帰った洋服を
使用人に分けたりコートを試着したり、口紅をつけ鏡をみて満足する姿。
子供が入れ歯や金歯をおもちゃにして遊ぶ・・・これがユダヤ人から
搾取したものと知って見れば、吐き気に近い感情が。。。
また妻の母が泊りに来る。娘が良い暮らしをしていて喜ぶが、夜中に聞こえる
アウシュビッツからの声や気配にいたたまれなくなり帰ってしまう。
あのような中で平気で暮らしているヘス一家は、収容所から聞こえる音が
もぅ日常音になっていたのだろう。または、考えることをシャットアウトしている
のかもしれない。
後半、ヘスは単身赴任で別都市に行き、そこでの会議で新たにハンガリーから
ユダヤ人70万人をアウシュビッツに移送し、ガス室で処刑する計画が決まり
作戦名を「ヘス作戦」と名付けたことが語られる。その後現在のアウシュビッツ収容
記念館の映像が映る。史実を読むと、終戦後ヘス所長は裁判で絞首刑に処されている。
「慣れ」というのは怖い。映画の伝えたいところはそこなのかな?
ウクライナ、ガザなど現在進行形で戦争が起きている今、アウシュビッツを描いていて
実は現状に対して問題提起しているように思った。
史実を知った上での鑑賞がマスト。ナチスの恐ろしさではなく人間の怖さを感じた。
点数:7点/10
3月に話していた皮膚炎の件。
👆これは、ようやく毛を生えてきて一件落着になりました。
ところが!
今度は、数か所に湿疹が発生でまたもや病院へ。
調べてみると、ひとつの病名が浮かんできました。
「脂肪職炎(しぼうしきえん)」
脂肪織炎とは、皮膚の下の脂肪組織に起きた炎症。
免疫系の疾患らしいです。
詳しく調べるために、今度こそ病理検査を行うこととなりました。
👆炎症の大きさを測るために、周りの毛をカットしたため
このような剥げ状態に。
これが6か所あるので、体中穴ぼこだらけです(涙)
全身麻酔を施す処置なのですが、手術が混んでいて
しかも、正確な数値を知りたいのでむやみにお薬を処方できない状態で
21日まで待たなければいけないのがもどかしい・・・。
それまでに悪化しないことを祈るばかりです。
~父と娘の、誇りを賭けた闘いが始まる~
2024年 日本映画 (2024.05.17公開)
配給:キノフィルムズ 上映時間:129分
監督:白石和彌
脚本:加藤正人
音楽:阿部海太郎
美術:松崎宙人
衣装:大塚満
出演:草彅剛/清原果耶/中川大志/奥野瑛太/音尾琢真/中川談慶/市村正親
中村優子/斎藤工/小泉今日子/国村準
<見どころ>
『ミッドナイトスワン』などの草彅剛と、『孤狼の血』シリーズなどの白石和彌監督が
組んだ時代劇。古典落語をモチーフに、冤罪事件によって藩を追われた男の、父として、
さらに武士としての誇りをかけた復讐を描く。脚本は白石監督作『凪待ち』などの
加藤正人が担当。草なぎふんする浪人の娘を『1秒先の彼』などの清原果耶が演じ、
『虹色デイズ』などの中川大志、『死体の人』などの奥野瑛太のほか、斎藤工、
小泉今日子、國村隼らが出演する。
<ストーリー>
いわれのない嫌疑をかけられて藩を離れ、亡き妻の忘れ形見である一人娘・お絹
(清原果耶)と共に貧乏長屋で暮らす浪人・柳田格之進(草彅剛)。落ちぶれても
武士の誇りを捨てず、趣味の囲碁にもその実直な人柄が表れており、うそ偽りない
勝負を心掛けていた。しかし、あるきっかけから隠されていた真実が明らかになり、
格之進は娘のために命懸けの復讐を誓う。
<感想>
古典落語「柳田格之進」を元にした加藤正人の小説「碁盤斬り 柳田格之進異聞」を
映画化で、白石監督自身初の時代劇作品。
草彅君の演技が秀逸。特に「静」⇒「怒」の演技の切り替えが素晴らしい。
娘役の清原果耶さんの初々しい演技も光るものがあります。
元々の落語を知らない&碁のルールも知らないで鑑賞しましたが
そんな私でも楽しめたのはプラスポイント。
久しぶりにスクリーンで観たキョンキョン。柳田が娘を引き取りに来た際の
彼女のセリフには、ウルっときましたねぇ。
タイトルの「碁盤斬り」の意味も、最後で納得。
これは来年の賞獲りレースに確実に入ってきますね。
それにしてもあんな頼りない弥吉とお絹が祝言??これが一番納得いかない(笑)
点数:8点/10
週末は、よく夫と二人でランチに行きますが
ほとんどラーメンばかりなので
たまには他のがいい!
ということで、福岡発祥の天ぷら専門店「たかお」へ。
私は たかお天定食(1300円)を注文。
はじめに浅漬け・昆布明太・黒烏龍茶が提供されますが
こちらはおかわり自由。
揚げたての天ぷらが順に置かれていきます。
揚げたての天ぷらをお手軽価格でいただけるのは高ポイント。
ごはんの大盛りも無料でできるので
気軽に訪れることのできる天ぷら専門店だと感じました
また行こうっと