NAO日和

ピアノ講師NAOの日々感じた事を本音でトーク♪
コーギー・B'z・グルメ話あり
映画の点数は自分の満足度で評価

♪お知らせ♪

★いきなりのフォロー申請は、申し訳ありませんがお断りさせていただいておりますのでご理解ください。                                        ★ブログ本文と関連性が低いコメントは、削除及びスパムとして報告させて頂く事があります。 また、名前が無記名(Unknown)のコメントも、削除させて頂きますのでご了承ください。

<6月の鑑賞予定映画>

「違国日記」「ディア・ファミリー」「朽ちないサクラ」

「碁盤切り」

2024年06月01日 | 邦画

~父と娘の、誇りを賭けた闘いが始まる~

2024年  日本映画  (2024.05.17公開)
配給:キノフィルムズ  上映時間:129分
監督:白石和彌
脚本:加藤正人
音楽:阿部海太郎
美術:松崎宙人
衣装:大塚満
出演:草彅剛/清原果耶/中川大志/奥野瑛太/音尾琢真/中川談慶/市村正親
   中村優子/斎藤工/小泉今日子/国村準

<見どころ>
『ミッドナイトスワン』などの草彅剛と、『孤狼の血』シリーズなどの白石和彌監督が
組んだ時代劇。古典落語をモチーフに、冤罪事件によって藩を追われた男の、父として、
さらに武士としての誇りをかけた復讐を描く。脚本は白石監督作『凪待ち』などの
加藤正人が担当。草なぎふんする浪人の娘を『1秒先の彼』などの清原果耶が演じ、
『虹色デイズ』などの中川大志、『死体の人』などの奥野瑛太のほか、斎藤工、
小泉今日子、國村隼らが出演する。

<ストーリー>
いわれのない嫌疑をかけられて藩を離れ、亡き妻の忘れ形見である一人娘・お絹
(清原果耶)と共に貧乏長屋で暮らす浪人・柳田格之進(草彅剛)。落ちぶれても
武士の誇りを捨てず、趣味の囲碁にもその実直な人柄が表れており、うそ偽りない
勝負を心掛けていた。しかし、あるきっかけから隠されていた真実が明らかになり、
格之進は娘のために命懸けの復讐を誓う。

<感想>
古典落語「柳田格之進」を元にした加藤正人の小説「碁盤斬り 柳田格之進異聞」を
映画化で、白石監督自身初の時代劇作品。


草彅君の演技が秀逸。特に「静」⇒「怒」の演技の切り替えが素晴らしい。
娘役の清原果耶さんの初々しい演技も光るものがあります。


元々の落語を知らない&碁のルールも知らないで鑑賞しましたが
そんな私でも楽しめたのはプラスポイント。
久しぶりにスクリーンで観たキョンキョン。柳田が娘を引き取りに来た際の
彼女のセリフには、ウルっときましたねぇ。

タイトルの「碁盤斬り」の意味も、最後で納得。
これは来年の賞獲りレースに確実に入ってきますね。

それにしてもあんな頼りない弥吉とお絹が祝言??これが一番納得いかない(笑)

点数:8点/10

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「湖の女たち」

2024年05月18日 | 邦画

~人は罪を犯し続ける。人は人を愛し続ける。~

2023年  日本映画  (2024.05.17公開)
配給:東京テアトル  上映時間:141分
監督:大森立嗣
原作:吉田修一  「湖の女たち」(新潮文庫刊)
脚本:大森立嗣
美術:大原清季
音楽:世武裕子
出演:福士蒼汰/松本まりか/福地桃子/近藤芳正/平田満/根岸季衣
   菅原大吉/土屋希乃/北香那/大後寿々花/財前直見/三田佳子/浅野忠信

<見どころ>
『さよなら渓谷』の原作者・吉田修一と、大森立嗣監督が再び組んだミステリー。
ある介護施設で一人の老人が殺害された事件を巡り、翻弄される人々の姿を描く。
捜査にあたる刑事を『ちょっと今から仕事やめてくる』などの福士蒼汰、
容疑者として嫌疑をかけられた介護士を『雨に叫べば』などの松本まりか、
事件の真相を追う週刊誌記者を『あの娘は知らない』などの福地桃子が演じるほか、
財前直見、三田佳子、浅野忠信らが共演する。

<ストーリー>
湖畔の介護施設で100歳の老人が殺害され、西湖署の若手刑事・濱中圭介
(福士蒼汰)とベテラン刑事の伊佐美佑(浅野忠信)が事件の捜査に乗りだす。
厳しい取り調べを行う中、圭介はその過程で出会った介護士・豊田佳代
(松本まりか)にゆがんだ支配欲を募らせる。一方、事件を追う週刊誌記者・
池田由季(福地桃子)は、今回の事件と過去の薬害事件との関連を突き止めるが、
さらに取材を進める中で衝撃的な事実が浮かび上がる。

<感想>
地元・滋賀がロケ地、ということで鑑賞。


観終わった最初に感じたのは、言い方汚いが胸糞悪い映画だな・・と

インタビューで主演二人が「言葉にするのが難しい作品だった」と
話されていたとおり、実際見てみて私も「なんでそうなる?」的な
展開が多くて、逆に睡魔に襲われることはなかったですけど(笑)


実際にあった薬害事件、731部隊、介護施設での殺人事件や警察の
冤罪未遂などモチーフがてんこもりでしたが、それに対する回収が
もうひとつだったのが、見ている側は消化不良。
主演二人のあの絡みって、必要だったのかなぁ。。。

久々にスクリーンで福士蒼汰さんを観ましたが、成長著しく感じました。
ドラマ「大奥」での演技も良かったですしね。30代に突入されたので
ますます頑張ってもらいたいです。女性陣は、みなさん本当にすばらしい
演技でしたが、個人的に目が留まったのは財前直見さんと福地桃子さん。
財前さんの鬼気迫る演技は必見ですし、出番は少なかったものの
三田佳子さんはやはり惹きこまれます。

最後はフェードアウト的な終わり方で消化不良しまくりですが
主演二人の頑張りは宣伝通り見どころの一つと言えるでしょう。

福士蒼汰ファンは必見です。

点数:6点/10

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シティーハンター」

2024年05月01日 | 邦画

~過去に終止符を打つ戦いが始まるー-~

2024年  日本映画 (2024.04.25配信)
Netflix独占配信
上映時間:102分
監督:佐藤祐市
原作:北条司
脚本:三嶋龍朗
美術:小坂健太郎
音楽:瀬川英史
エンディングテーマ:TM NETWORK 「Get  Wild Continual」
出演:鈴木亮平/森田望智/安藤政信/華村あすか/水崎綺女/片山萌美
   アミ201/杉本哲太/木村文乃/迫田孝也/杉本哲太/橋爪功

<見どころ>
アニメ化もされた北条司のコミックを実写化したアクション。裏社会のトラブル処理を
請け負うスイーパー(始末屋)の冴羽リョウが、失踪したコスプレイヤーを捜索する
うちに巨大な陰謀に巻き込まれる。メガホンを取るのは佐藤祐市。『エゴイスト』
などの鈴木亮平、ドラマシリーズ「全裸監督」などの森田望智、安藤政信のほか、
華村あすか、木村文乃、橋爪功らが出演する。

<ストーリー>
ある日の新宿。裏社会のトラブルを処理するスイーパー(始末屋)の冴羽リョウ
(鈴木亮平)は、失踪した有名コスプレイヤー・くるみ(華村あすか)の捜索依頼を
請け負い、相棒・槇村秀幸(安藤政信)と彼女の足取りを追う。そのころ街では
謎の暴力事件が多発しており、リョウと腐れ縁の刑事・野上冴子(木村文乃)が
調べを進めていたが、槇村が新たな犠牲者となる。現場に居合わせていた槇村の妹・香
(森田望智)から事件の真相を調べてほしいと懇願されるリョウだが、その背後では
強大な悪がうごめいていた。

<感想>
漫画&アニメをタイムリーで観ていた私にとっては、楽しみにしていた1本。
さすが鈴木亮平、見事に冴羽獠を演じきっていました


特にもっこりダンスは最高(笑)「変態仮面」で鍛えた演技が
ここで活かされています。二枚目・三枚目を演じるふり幅が半端ないし
身体の絞りっぷりが素晴らしいの一言。声も神谷明さんに似せていましたし
立ち振る舞いなどとにかくかっこいい。
あと、槇村の再現度も素晴らしかった。


シリアスとコメディーの緩急もいい塩梅だし、細かなところは気にならずに
作品を楽しむことが出来ました。
アニメと同じシチュエーションのタイミングでの「GET WILD」が流れてくる
あたりに、制作側の作品に対する愛情を感じたなぁ。
やはり「シティーハンター」はこの曲でしょう。

これはたぶん続編あるかな?海坊主も出ていないので、ぜひ続編希望~。

とにかく鈴木亮平、凄い!これにつきます。
Netflix会員の方は是非!

点数:8点/10

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「陰陽師0」

2024年04月27日 | 邦画

~呪術、激突~

2024年  日本映画  (2024.04.19公開)
配給:ワーナーブラザース映画  上映時間:113分
監督:佐藤嗣麻子
原作:夢枕獏
脚本:佐藤嗣麻子
音楽:佐藤直紀
美術:林田裕至/愛甲悦子
衣装デザイン:伊藤佐智子
呪術監修:加門七海
ナレーション:津田健次郎
主題歌:BUMP OF CHICKEN 「邂逅」
出演:山崎賢人/染谷将太/奈緒/安藤政信/村上虹郎/板垣李光人/国村準
   北村一輝/小林薫

<見どころ>
呪いやたたりから都を守る陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた夢枕獏の小説
「陰陽師」シリーズを原作にした時代劇。若き日の安倍晴明が、貴族から
怪現象の解決を依頼されたことをきっかけに、平安京を脅かす巨大な陰謀と
呪いに挑む。監督は『アンフェア』シリーズなどの佐藤嗣麻子。
『キングダム』シリーズなどの山崎賢人、『聖☆おにいさん』シリーズなどの
染谷将太、『僕の好きな女の子』などの奈緒のほか、安藤政信、村上虹郎、
國村隼らが出演する。

<ストーリー>
平安時代、呪いやたたりから都を守る陰陽師の省庁であるとともに彼らを育成する
学校でもある「陰陽寮」が政治の中心にあった。安倍晴明(山崎賢人)は、呪術の
天才と呼ばれる存在でありながら、陰陽師になる意欲や興味がない変わり者としても
知られている。ある日晴明は、貴族の源博雅(染谷将太)から徽子女王(奈緒)を
襲う怪奇現象の調査を頼まれる。晴明と博雅がぶつかり合いながら調査を進める中、
ある学生の変死をきっかけに、平安京を揺るがす巨大な陰謀と呪いの存在が浮かび上がる。

<感想>
山崎賢人くん、コスチューム作品ほんと続きますね。
「キングダム」「ゴールデンカムイ」に続き、今回は陰陽師安倍晴明役。

これだけ実写版が続くとどうなんだろう?と心配しますが、ちゃんと役を
把握して落とし込んでそれぞれの役にはめてくるので、そこが山崎賢人さんの
素敵なところだと思います。

最も印象に残ったのは、源博雅を演じた染谷将太さん。
頼りなさそうに見えるが心はあって包容力あるキャラにはまっていました。
出番は少なかったけれど、板垣李光人さんの帝姿も麗しかった。
日本版ティモシー・シャラメといった風貌なので、今後も楽しみな俳優さんです。


映像はVFXを駆使していて美しいの一言。さすが白組。
ただきれいすぎて、ファンタジー要素が強く感じたのと、ストーリーが
少し浅いようにも感じました。(誰が犯人かもぅすぐピンときてしまし^^;)

それと「事実と真実」の話。
「ミステリと言う勿れ」かよ、と心の中でツッコミが(笑)

染谷&奈緒ファンは必見の映画かと思います。
奈緒ちゃん、可憐でした~

点数:7点/10

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」

2024年04月18日 | 邦画

~ついに明かされる、“キッドの真実”~

2024年  日本映画  (2024.04.12公開)
配給:東宝  上映時間:120分
アニメーション制作:トムスエンタテインメント
監督:永岡智佳
原作:青山剛晶
脚本:大倉嵩裕
キャラクターデザイン:須藤昌朋
音楽:菅野祐吾
主題歌:aiko 「相思相愛」(ポニーキャニオン)
声の出演:高山みなみ(江戸川コナン)/山崎和佳奈(毛利蘭)
     小山力也(毛利小五郎)/山口勝平(工藤新一・怪盗キッド)
     堀川りょう(服部平次)/宮村優子(遠山若葉)/松岡禎丞(福城聖)
     菅生隆之(福城良衛)/中博史(斧江拓三)/高野麻里佳(吉永神子)
     ゆきのさつき(大岡紅葉)/小野大輔(伊織無我)/遊佐浩二(沖田総司)
     松井菜桜子(鈴木園子)/田中秀幸(工藤優作)/島本須美(工藤由希子)
     石井康嗣(中森警部)/M・A・O(中森青子)/池田秀一(黒羽盗一)
     津田健次郎(鬼丸猛)/銀河万丈(ブライアン・D・カドクラ)
     緒方賢一(阿笠博士)/岩居由紀子(吉田歩美)/高木渉(小嶋元太)
     大谷育江(円谷光彦)/林原めぐみ(灰原哀)/大泉洋(川添善久)  

<見どころ>
青山剛昌のコミックを原作とするアニメシリーズで、北海道・函館を舞台に
新選組の土方歳三ゆかりの刀をめぐる駆け引きを描いた劇場版第27弾。
土方の刀に狙いを定めて函館に出現した怪盗キッドの計画を阻止すべく、
名探偵コナンたちが奔走する。ボイスキャストは高山みなみ、山崎和佳奈、
小山力也などのほか、北海道の刑事役で俳優の大泉洋が参加。監督を
『名探偵コナン 緋色の弾丸』などの永岡智佳が務める。

<ストーリー>
北海道・函館の斧江財閥に怪盗キッドからの予告状が届く。ビッグジュエルを
追い求めているはずのキッドの目当ては、財閥が所蔵する新選組副長・土方歳三の
日本刀だという。同じころ、名探偵コナンこと江戸川コナンは、西の名探偵の
服部平次と共に函館を訪れていた。さらに、斧江財閥の初代当主が隠した財宝を
探す武器商人やキッドの命を狙う謎の剣士が現れる。

<感想>
今回は、函館を舞台に日本刀をめぐるミステリー。


劇場版は、最早アクション映画といっても過言でないほどのジャンルに(笑)
今回もけっこうなアクションシーンが出てきますが、昨年よりは謎解き場面が
多く、ストーリー的には楽しめました。


セスナの上で日本刀を振り回すとんでもシーンは???と思いましたが
劇中BGMをはじめ、オープニング映像などがいつもより洒落た感じなのが
プラスポイント。

今回のストーリーは、平次とキッドが中心なので、彼らを取り巻くキャラが
わんさか出てきます。これから観る方は、キッド&平次関連の劇場版&
スピンオフ作品を事前予習してから鑑賞することをお勧めします。

ネタバレになるから深くは書かないが、ラストの胸アツからのオチは
ちょっと残念。もぅ二人は付き合ってもいいんだよっ!

で、最後の最後で衝撃展開
これから観にいかれる方は、ED後もお見逃しなく!
そして情報量多い映画なので、くれぐれも事前予習忘れずに!

点数:8点/10

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「四月になれば彼女は」

2024年03月27日 | 邦画

~それでも人は恋をする~

2024年  日本映画  (2024.03.22公開)
配給:東宝  上映時間:108分
監督:山田智和
原作:川村元気  「四月になれば彼女は」(文春文庫)
脚本:山田智和/川村元気/木戸雄一郎
音楽:小林武史
主題歌:藤井風 「満ちてゆく」
出演:佐藤健/長澤まさみ/森七菜/仲野太賀/中島歩/河合優実
   高田聖子/ともさかりえ/竹野内豊

<見どころ>
映画プロデューサーや小説家など多彩に活動する川村元気の恋愛小説を映画化。
結婚直前に婚約者が謎の失踪を遂げた精神科医が、ある手紙をきっかけに初恋の
記憶や婚約者との日々を回想する。監督は米津玄師らのミュージックビデオなどを
手掛けてきた映像作家・山田智和。
主人公を川村原作による『世界から猫が消えたなら』などの佐藤健、失踪した
婚約者を『MOTHER マザー』などの長澤まさみ、主人公の初恋の相手を
『君は放課後インソムニア』などの森七菜が演じる。

<ストーリー>
4月のある日、結婚を間近に控えた精神科医・藤代俊(佐藤健)のもとに、
かつて交際していた伊予田春(森七菜)から手紙が届く。ボリビア・ウユニ塩湖
からの手紙には、10年前の初恋の記憶がつづられていた。そんなとき、俊の婚約者・
坂本弥生(長澤まさみ)が謎めいた言葉を残して姿を消す。
春はなぜ手紙を書いてきたのか、そして弥生はなぜ失踪したのか。
戸惑う俊が愛する人を探し求める中で、二つの謎がつながっていく。

<感想>
佐藤健&長澤まさみ初共演、ということで鑑賞。


うーん・・・。すいません、行動原理が支離滅裂で理解に苦しむ・・。
弥生の言動も、ハルが「あの時うまく愛せなかった」的な手紙を
旅行先からこまめに送ってくるのもなんだかなぁ・・・。

あと、森七菜さんだと若すぎやしないか?
大学卒業して10年後・・・・30代でしょ?ぜんぜん見えない。
この違和感が自分としては最後まで残った。


表現の仕方が感覚的なので、終始ぼやっと感じる作品。
ハマる人とハマらない人の差が激しい映画だと感じた。

終盤、弥生とハル二人の対峙するシーンとウユニ塩湖、プラハ
アイスランドの景色は素晴らしいが、残念ながら私には合わなかった。

点数:5点/10

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「変な家」

2024年03月22日 | 邦画

~あなたには、この間取りの異常さわかりますか?~

2024年  日本映画  (2024.03.15公開)
配給:東宝
監督:石川淳一
原作:雨穴
脚本:丑尾健太郎
美術:秦知奈美
衣装:中村美保
音楽:小島裕規“Yaffle”
主題歌:アイナ・ジ・エンド 「Frail」
出演:間宮祥太朗/佐藤二朗/川栄李奈/長田成哉/DJ松永/瀧本美織
   根岸季衣/高嶋政伸/斉藤由貴/石坂浩二

<見どころ>
動画投稿サイトなどで話題を呼んだ雨穴による書籍を映画化。オカルト専門の配信を
する動画クリエイターが一軒の家の間取りについて相談を持ち掛けられ、不可解な
間取りの真相を解明しようとする。監督を『エイプリルフールズ』などの石川淳一、
脚本を『七つの会議』などの丑尾健太郎が担当。動画クリエイターを『全員死刑』
などの間宮祥太朗、彼と共に謎に迫る設計士を『さがす』などの佐藤二朗、物語の
鍵を握る人物を『恋のしずく』などの川栄李奈が演じる。

<ストーリー>
「雨男」の名で活動するオカルト専門の動画クリエイター・雨宮(間宮祥太朗)は、
ある家の間取りについてマネージャーから相談される。雨宮がミステリー好きな
設計士・栗原(佐藤二朗)に意見を聞いてみると、その家は至る所に奇妙な違和感が
あるという。そんなとき、ある死体遺棄事件が世間をにぎわせるが、その現場は
あの家の近所だった。事件と家の関連を疑った雨宮が一連の疑惑を動画にして投稿
すると、宮江柚希と名乗る人物(川栄李奈)から、その家に心当たりがあるという
連絡を受ける。

<感想>
佐藤二朗さんが、珍しく?いい人だったのにびっくり・・・(笑)


ミステリー系かと思ったら、ホラー寄りで後半横溝ワールド
間取りの謎を解き明かすミステリーと思っていたが、そこはあっさり
解明されてるし、つじつまが合わない展開に終始モヤっと感が残ります。


それでも最後まで眠くならずみ観ることが出来たのは俳優さんたちの
力量ですかね。YouTuber系の作家さんが原作とあって若い世代が会場の
半数を占めていました。

予告編のほうがおもしろかったな・・・・というのが素直な感想。
久しぶりにスクリーンで石坂浩二さんを観ましたが、よくOKしたなぁ。

点数:5点/10

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゴールド・ボーイ」

2024年03月20日 | 邦画

~きっと、あなたにも殺したい人がいる~

2023年  日本映画  PG12指定 (2024.03.08公開)
配給:日本テアトル/チームジョイ 上映時間:129分
監督:金子修介
企画:許嘩
原作:ズー・ジンチェン 「悪童たち」(早川書房)
脚本:港岳彦
音楽:谷口尚久
主題歌:倖田來未 「silence」
題字:金澤翔子
出演:岡田将生/羽村仁成/黒木華/星乃あんな/前出燿志/松井玲奈
   北村一輝/江口洋介

<見どころ>
中国の作家・紫金陳の小説を、沖縄に舞台を移して実写化したクライムサスペンス。
実業家の義父母をがけから突き落とした男と、その犯行をカメラで撮影したことから
男を脅迫する少年たちの姿を描く。メガホンを取るのは『百合の雨音』などの金子修介。
『さんかく窓の外側は夜』などの岡田将生、『リボルバー・リリー』などの羽村仁成、
『せかいのおきく』などの黒木華のほか、星乃あんな、松井玲奈、北村一輝、
江口洋介らが出演する。

<ストーリー>
沖縄。実業家一家の婿養子である東昇(岡田将生)は、義父母を殺害して富と地位を
奪おうと、綿密な計画を立てる。計画通りに義父母をがけから突き落とした昇だが、
その様子を13歳の安室朝陽(羽村仁成)らが偶然にもカメラで捉えていた。
朝陽は母子家庭で経済的な余裕がなく、仲間もさまざまな問題を抱えており、
すべてを金で解決しようと、昇を脅迫する。昇と朝陽らが駆け引きを繰り広げる
一方で、両親の死に不審を抱く昇の妻・静(松井玲奈)は従兄弟の刑事・厳
(江口洋介)に相談を持ちかける。

<感想>
岡田将生くんが主演ということで鑑賞。


イケメンがサイコパスな役を演じるのはハマりますねぇ。
邪悪な笑みにぞわっときます。岡田将生はこうでなくては
それに対抗する、羽村仁成くんの演技。
同級生・・とりわけ夏月に対する表情と東に向ける不敵な表情の違いが凄い。
また夏月目線で映画を観ると、とても切なくて可哀そうで哀れに感じます。


個人的に思ったのがマーラーの「交響曲第5番」の効果的な使い方。
デート場面では「アダージェット」を使用。さらにクライマックスで
「葬送行進曲」の副題が入った1楽章を選曲したセンスはお見事

いろいろ問題を詰め込みすぎな感じを受けるが、岡田将生&中学生3人の
演技は特筆すべき点であり、ハマる人とハマらない人で評価が分かれるところ。

最近、中学生の犯罪が多いので、観終わった後疲れました。
あんな中学生いたら恐ろしい・・・・。
岡田将生ファンは必見!の映画です。

点数:7点/10

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「身代わり忠臣蔵 」

2024年02月24日 | 邦画

~命を懸けた、“三文”芝居~

2024年  日本映画  (2024.02.09公開)
配給:東映  上映時間:119分
監督:河合勇人
原作・脚本:土橋章宏 (「身代わり忠臣蔵)幻冬舎文庫)
音楽:海田庄吾
テーマ曲:東京スカパラダイスオーケストラ 「The Last Ninja」
出演:ムロツヨシ/永山瑛太/川口春奈/林遣都/北村一輝/柄本明/寛一郎
   森崎ウィン/本多力/星田英利/野波麻帆/尾上右近/橋本マナミ
   板垣瑞生/廣瀬智紀/濱津隆之/加藤小夏/野村康太/入江甚儀

<見どころ>
『超高速!参勤交代』シリーズの原作などで知られる土橋章宏の時代小説を映画化。
赤穂浪士たちが亡き主君の無念を晴らそうと討ち入りを決行する忠臣蔵の物語を
ベースに、江戸城内での刃傷沙汰によるお家取りつぶしの危機を回避するため、
吉良上野介の身代わりに仕立てられた弟の奮闘を描く。『かぐや様は告らせたい』
シリーズなどの河合勇人が監督、原作者・土橋が脚本を担当。主人公・吉良孝証と
兄・上野介の二役を『神は見返りを求める』などのムロツヨシ、大石内蔵助を
『怪物』などの永山瑛太が演じる。

<ストーリー>
江戸時代中ごろの江戸城内。嫌われ者の旗本・吉良上野介(ムロツヨシ)が、
彼に恨みを募らせた赤穂藩藩主・浅野内匠頭に斬りつけられ、瀕死の状態となる。
逃げて死んだとなれば武士の恥、そればかりかお家取りつぶしの危機となって
しまうため、吉良家家臣は彼にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりに
仕立て、幕府をだまそうと画策。一方、切腹した浅野の家臣・大石内蔵助(永山瑛太)
が、主君の敵を討つ機会を狙っているかのような動きを見せる。

<感想>
ムロツヨシワールド全開!って感じの映画でしたねぇ。


吉良上野介の替え玉という斬新なストーリーだけど、史実も押さえてあるので
忠臣蔵をよく知らなくても楽しめる内容になっていたように感じました。


川口春奈さんの着物姿お似合いでしたし、ここのところ勢いある林遣都さんの
演技も素敵でした。コメディ要素が強い中、柄本明さんがきっちり
締めているのは流石。

ふざけていても、そこは忠臣蔵。ストーリーは史実に寄せて描かれていて
その点はポイント。しかし、首を持ってラグビーのような投げ合いシーンは
少々やりすぎのような?

綱吉の眉が繋がっているのには何か意味があるのか「?」な部分も
あったが、何も考えずに楽しむにはもってこいの映画。
ムロツヨシファンは必見でしょう。

点数:7点/10

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゴールデンカムイ」

2024年02月05日 | 邦画

~猛き者達よ、奪い合え~

2023年  日本映画  (2024.01.19公開)
配給:東宝  上映時間:128分
監督:久保茂昭
原作:野田サトル 「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプコミックス刊)
脚本:黒岩勉
衣装デザイン:宮本まさ江
音楽:やまだ豊
ナレーション:津田健次郎
アイヌ語・文化監修:中川裕/秋辺デボ
出演:山崎賢人/山田安奈/眞栄田郷敦/矢本悠馬/大谷亮平/工藤阿須加/柳俊太郎
   泉澤祐希/勝矢/高畑充希/木場勝己/大方斐紗子/秋辺デボ/永尾柚乃
   マキタスポーツ/島津健太郎/山内圭哉/堀部圭亮/井浦新/玉木宏/舘ひろし

<見どころ>
「週刊ヤングジャンプ」にて連載され、アニメ化もされた野田サトルの漫画を
実写化。明治時代後期の北海道を舞台に、日露戦争に従軍した元軍人とアイヌの少女、
脱獄囚など、さまざまな思惑を持つ人々が、アイヌから奪われた金塊を巡り争奪戦を
繰り広げる。監督は『HiGH&LOW』シリーズなどの久保茂昭、脚本は『キングダム』
シリーズなどの黒岩勉が担当。主人公の杉元佐一を山崎賢人、彼の相棒として旅を
するアイヌの少女・アシリパを山田杏奈が演じるほか、眞栄田郷敦、矢本悠馬、
玉木宏、舘ひろしらが共演する。

<ストーリー>
明治時代後期の北海道。日露戦争に従軍した元陸軍兵・杉元佐一(山崎賢人)は、
一獲千金を夢見て砂金を採っていた際、アイヌ民族から奪われた金塊のうわさを知る。
金塊を奪った男は投獄されたとき、その隠し場所を示す入れ墨を24人の囚人の体に
彫って彼らを脱獄させ、彼ら全員の入れ墨によって一つの暗号が構成されているのだ
という。あるとき、ヒグマに襲われた杉元はアイヌの少女(山田杏奈)に救われる。
アシリパという名前の彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、父の敵を討つ
ため、金塊を追う杉元と行動を共にし始める。

<感想>
原作=既読

山崎賢人さんは「キングダム」のイメージが強烈にあるので、キャスト発表された時
正直、こうも漫画キャラが続くのはどうなの?と不安に思いましたが
その心配は無用だったようです。


まず良かったのが、キャスティングのうまさ。
特に山田杏奈(アシリパ)、白石(矢本悠馬)、鶴見中尉(玉木宏)
二階堂兄弟(柳俊太郎)の再現度はお見事。
矢本悠馬さんは、原作ファンで推しキャラが白石ということもあって
演技もキレッキレでした。鶴見中尉なんて漫画からそのまま出てきたような
完成度。


ストーリーは、原作本3巻途中あたりまで。
回想シーンの前後はありましたが、だいたい原作通りに進んでいましたね。

 
けっこう残酷なシーンも出てきますが、主人公がアシリパに
年下だけど敬語で話す姿勢は、みていてこちらも背筋が伸びる感じ。
そして、アイヌの言葉・文化・食に対する考え方に敬意を払った描き方に
感銘を受けました。

さらに映画をよりよくしたのは音楽。「キングダム」や「東京リベンジャーズ」
などを手掛けたやまだ豊さんなら間違いなしですね。

今作はほんの序章。最後に少し続編のキャストが出てましたね。
ここから話が動いていきます。のっぺらぼうは誰か?
勘のいい人はわかるでしょう。続編が楽しみです。
それにしてもレタラのシーンは、泣けたなぁ。。。。

点数:8点/10

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする