戸辺氏１位、天彦氏４位という状況。もちろん、二人上がってくれれば最高なのですがこの厳しい世界でそんなにうまくいくとも思えなかったので両方は厳しいだろうなというのが正直な心境でした。

お昼過ぎに連盟に到着して棋譜並べをして待ちました。
まず戸辺氏が勝って他の結果次第で昇段決定という状況に。その将棋は終わっているのですが結果が分かるまで(感想戦が終わるまで)時間がかかりそうだったので昼食。この間、そわそわしそうなものですが戸辺氏は「今日は２連勝しないと昇段出来ないと思って来てますから大丈夫です」と意外に落ち着いていました。
昼食中、天彦氏が大一番を制したとの報が入る。「ワンツーもあるか」と色めき立つ控室ならぬ僕。

連盟に戻って数分後に結果が判明して戸辺氏の昇段が決定天彦氏も２番手に浮上してワンツーが現実味を帯びて来ました。

意外なことに天彦氏は自力昇段の一局を指すのが初めてなので震えるんじゃないかと心配していましたが見事にチャンスをものにして昇段決定
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感動の涙は出ませんでしたが(笑)嬉しかったし、なによりホッとしました。
二人には「勉強不足だ俺が三段の時はなぁ・・・」とか偉そうに言って来ましたがこれからは対等な立場なのでもう言いません、多分。なにより、彼らは誰よりも勉強したからこうして昇段出来たのですから。
「勉強しろ勉強しろ」と言ってあんまり強くなられても困りますしね(笑)