山崎七段とは4局指して2-2の五分。4局中3局が順位戦での対戦です。
山崎七段の一手損角換わりに早繰り銀で対抗。これに対して一手損の主張を放棄して△8五歩を突いてこちらの急戦を止めるちょっとした工夫を見せられました。それならということでこちらも玉を囲って図。
速攻は出来ませんでしたが9筋の位がこちらの自慢。△6五歩▲3五歩△7三角▲4六角△5五銀▲3七角と角を打ち合う展開に。
△4七銀成に対して銀で金を取ったところ。△同金に飛を逃げておいて薄くなった2筋を攻める予定だったのですが強く△同玉が好手でした。▲3六飛に△2七銀ではなくて△4五銀が手厚い好手。△2七銀は▲5五角で銀が空振ってしまいます。
△4五銀に▲3九飛と逃げた局面で夕食休憩。少し苦しいかとも思いましたが52対48程度の僅かな差なのでこれからの勝負だと思っていました。
銀取りに飛を回った局面。△4七銀直不成が筋ですが▲4四歩△同玉▲4五銀△同銀▲同桂△同玉▲5三飛成で後手も嫌な局面。入玉は出来そうですが大駒が取られそうなので容易ではありません。実戦は△3七歩成▲5六飛△3三金▲2四歩と進んで50対50に戻したような気がしました。
大きな利かしが入って何かありそうな局面。第一感は▲4一銀ですが△4五角成▲3二銀不成△同飛▲2三歩成△3四飛でうまく行きません。そこで実戦は▲2三歩成△同金を入れてから▲4一銀。目標の金を逃がしてから銀を打つ変な手順ですが銀で金を取るのではなくて▲3二銀打や▲5二金などを見せて銀を置いておくのが良いような気がしました。
入玉阻止に成功。こうなると▲4一銀が働いてくるので手応えを感じました。
苦しい展開でしたがなんとか勝つことが出来ました。山崎七段には順位戦で2年連続負けていたので格別に嬉しい白星です。
これで4連勝。引き続き昇級目指して頑張ります