順位戦5回戦対小野八段戦。

2006-09-30 | 対局

後手番で相矢倉に。

               

良くある定跡型。△6四角は▲8八銀と引かせないという意味です。

ここで▲2五歩を決めないで▲5七角だったので△3三桂と反発。▲5七角は▲8八金~▲6八金~▲7八金右の狙いですがいつでも△4五歩▲同桂△同桂▲同銀△5三桂があるので固めることが出来ません。実戦は▲2五歩から桂交換に。

               

1歩得+4枚で守っているので後手指し易い局面。ここから△7五桂と打ち▲6八金引だったので(▲7六金のほうが優る)△8四角が次に△8七桂不成▲同金△6六角▲同銀△8六歩の狙いと△7三桂の活用を見た絶好手に。▲5七角は△7三桂、▲4八角と▲3九角は△8七桂不成~角を取って~△8六歩▲同金△同飛▲同銀△6六角で王手飛車がかかるので受けがありません。実戦は△8四角以下▲5七銀△6四歩▲同歩△6五歩▲7五角△同歩▲6三歩成△7六歩と進行。駒得で優勢に。

早い段階で差が付いてしまったので夕食休憩前に終了。勝って5連勝。後半戦もこの調子で頑張ります

夕飯を食べようと入った店に天彦と糸谷四段がいました。糸谷四段は4月のデビュー以降17勝3敗と勝ちまくっている注目の新人で昨日も朝日オープン本戦で中原永世十段に快勝していました。会話するのは初めてでしたが僕の想像とは違って良くしゃべるし、普通の高校生でした。

他の対局を終電まで見て帰宅。

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