天彦氏と連盟を後にして武蔵境で夕食。戸辺氏も合流して2時間程。
明日、戸辺氏は出身地茨城県で開催されている王将戦第5局を見に現地に行くそうです。
中継は毎日インタラクティブにて。
振り飛車党の戸辺氏は「戦型なにかな~振り飛車かな~」と言っていましたが相矢倉(笑)苦手な戦型になってしまいましたが、頑張って解説してくれると思います。
中川七段とは1年振りの対局。その時は横歩取りでしたが今回は相矢倉。
▲3七銀加藤流の定跡形。中川七段は力戦志向なのでこのような定跡形になるとは予想できませんでした。
図から△4五歩▲3七銀△7五角が多い進行ですが本局は△同角。以下▲5五歩△同歩▲5八飛△5二飛▲5五銀△5四歩▲7六歩。
対局中、なんか指したことがあるような気がするな・・・と感じていて調べてみると平成13年6月3日朝日オープン・アマプロ一斉対局での金内アマとの将棋で指していました。大苦戦を持将棋で逃げての指し直し局指し直し局も苦戦でしたが辛うじて勝ったんでした。 もうすぐ6年になるんですね。
お互いに一歩も引かない攻め合い。桂を渡すと△8七歩~△9五桂があります。なので▲9六歩と突くのが筋ですが△6五桂または△6六歩から攻められて▲3三桂成を△同金寄と堅く取られてしまいます。これは攻める番がなかなか回ってきません。
図で▲3三桂成ならば△同金寄には▲3四歩△同金▲3五銀と攻め続けて先手良し。よって△同金直ですが玉の横っ腹が開いて後手は飛を切りにくくなりました。そこで▲9六歩。桂を渡してから▲9六歩はちぐはぐと言えなくもない手順なので変かなと思いましたが他も難しいところです。
数手前に中川七段が勝負手を逃してここでは優勢。▲3四歩△同金直▲3五銀△同金▲同角と攻めたいのですが△3四歩と受けられて手番を渡してしまうのが不満。駒を渡した時の△6九角や△6九銀が気になる状況なので▲7八銀と先受け。この一手で自陣が引き締まり攻めに専念することができます。以下、押し切って勝ち。
最終予選を2勝1敗で通過して決勝トーナメントへ。棋聖挑戦まではあと3連勝です。
感想戦終了は17時半。免状署名を1時間して帰宅。