本の校正など。

2009-05-17 | 将棋
今日のヴィクトリアマイルですが、ネット投票に入れておいたお金を土曜に使ってしまった(しかも午前中の未勝利戦)ので、見るだけでした当然ながらGIというのは日曜のメインレースなわけですが、土曜、日曜と家にいると、そこまでのレースに手を出さずにじっとしているのは至難の技なんですね(笑)
結果はウオッカが大楽勝で息子と共に「これはつえーー」と興奮しました。牝馬ダービー馬の復活で、春の楽しみが増えました
ちなみに、2着のブラボーデイジーは1秒も考えていない手なので、どっちみち外れていました。



棋譜、図面、持ち駒の校正(確認)のために棋譜解説編31局を盤で並べました。棋譜解説編というのは見開き2ページに1局が載っていて、棋譜と図面が4~5つ
「A▲7七銀 矢倉を目指す」のような簡単な解説が付いたものです。「谷川浩司全集」を読んだことがある方はご存知かと思います。

31局の内訳は
第17期ランキング戦+決勝トーナメント+七番勝負(第7局除く)で計15局
第18期七番勝負、第1局、第4局を除く2局
第19期七番勝負、第3局、第7局を除く5局
第20期七番勝負、第6局を除く5局
第21期七番勝負、第1局、第4局、第7局を除く4局

で15+2+5+5+4=31局。

除いてある10局は自戦記編掲載局です。

僕は普段、自分の昔の将棋を並べる事はありません。5年前になる第17期の将棋には「なんだこりゃ。今なら絶対にこう指すのに」と思うような手がいくつかあって、たったの5年とは言え、将棋観が微妙に変わっているんだな、ということを実感しました。10年後の自分は、どんな将棋観になっているんでしょう。

校正をしていて「自分の将棋を本に書き留めておけるというのは、何とも思わずに普通にやっているけど、実はとても名誉なことなのではないか」と、ふと感じました。過去に対局集を出しているのは名棋士ばかりですし。
今回は永世竜王記念、ということでの出版ですが、次に出すとなると、また同じくらいの活躍をしないといけないわけで、一体いつになるやら。



夜は大和証券杯▲深浦王位-△谷川九段戦を観戦。
観戦には「対局室」と「観戦室」の2通りありますが「対局室」は対局者が操作している盤面をリアルタイムで見ることが出来ます。950人の人数制限があるので、早めのログインをお勧めします。

今日は早めに入って「対局室」で観戦しましたが、最終盤△谷川九段の時間が切れそうな場面にはドキッとしました。ここで読み切られたようで、後はパタパタと進んで終局。
やはり、早指し将棋はスリルが味わえます。

来週24日(日)に行われる木村八段-行方八段で1回戦が終了。僕はここの勝者と6月14日(日)に指すことが決まっています。
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